2015年末から2017年夏に掛けて、鉄板に亜鉛テープを貼り付けて風雨に晒し続けて、亜鉛による鉄の防錆効果を実際にチェックしていた。
亜鉛の犠牲防食に関する記事は散々読んできたが、現物を目にすると驚きの結果になった。犠牲防食効果は予想以上のもので、車の錆穴塞ぎにはアルミテープではなく亜鉛テープを使うことにして、現在も継続中。
次は防錆剤を調べたい。現車で多用しているBAN-ZIのサビキラーPRO、次にホルツのラストコート。これら液体系防錆剤は、錆の上から塗ることができて、腐食を防ぐ効果があるとされる。車体では下塗り剤として使用し、その後上塗りを行っているので、鉄板の腐食状況を見ることは難しい。

そこで車体に実際に使われていた鉄を用意した。奥の大きなブラケット状のものは、EK9シビックRのリアセクションに組み込まれていたパフォーマンスロッド。錆が広がり始めていたことやストックパーツの在庫整理を兼ねて交換し、解体した際に腐食調査用の試験体として保管していたもの。
手前の開いた鋼板は、モノコックに使われていたもの。内側部分全体に錆が広がっており、これまた腐食調査用の試験体として提供してもらった。防錆鋼板でもあり、表面の塗装が剥がされている部分は銀色の素地が露出しているが、三ヶ月近く大気と水分に触れたままになりながら、目立った錆はない。
ブラケットの鉄とモノコックの鋼板は製造時期やメーカーが全く異なるので、腐食の早さや耐久性を見るには好都合かもしれない。現在のところ、どういう防錆加工を施すかは決めていないが、出始めている錆を防錆剤を使って止めておき、これ以上の腐食は本当に広がらないか実態チェックがメイン。もちろん、風雨に晒すことになり、また一年単位の調査になる。