パーツの準備

先月の11日に掛川サーキットを3年ぶりに走り、クラッシュはしなかったものの、完全に消耗しきったTG10 Mk.1シャーシ。走行翌日には分解洗浄し、不具合のあるパーツをチェックして、必要なものが揃うまでバラバラにしたまま、放置プレイしていた。一ヶ月が経とうとしているところで重い腰を上げてパーツを発注し、あっという間に到着。

TG10Mk.1の購入パーツ

手持ちの燃料タンクのストックは二個、内一個が中古品。割れてしまった燃料タンクの代替に中古品を使うとして、そうなるとストックは残り一個になってしまう。タミヤに新品があることを確認したので、二個発注。これでストック数は合計三個になり、しばらくは安泰か。その他、ボディマウントもゲットしておき、将来のボディ換装に備えておく。

新しいチャンバーとナマモノのタイヤは、次の走行が決まったときにチョイスすればいい。必要な部品は揃ったし、休日の空いた時間を使って、再組み立てを少しずつ進めることになりそう。

TB-03、処分

エンジンRCカーを楽しむ傍らで、電動RCカーにも触れていて、こっちは主にラジドリ。飛距離やドリフトアングルを良くするにはどうしたらいいか、これはこれでけっこう楽しむことが出来た。ラジドリに没頭していたのは、2000年代後半から2010年代初頭にかけて。メンテ記録をチェックしても、最後のログは2011年7月となっているから、4年もの時間が経過していることになる。

この世界、休止期間を作るとその間にそれまでの常識や方向性が派手に変わり、ついていけなくなる。止めている間にどれだけ変わった?リチウムイオンバッテリーの一種となるリチウムイオンポリマー(LiPo)バッテリー、三相交流を用いたブラシレスモーター、オイルの粘性を利用したギアデフなんて先祖返りだし…。メーカーとしては、常に新しいものを投入して利益を出さなければならないのだが、ハマっているときから振り回される部分が少なからずあった。メーカーが「コレをこうで!」と決めると、呼応して模型屋も主流のパーツばかりになり、一台のシャーシを長く楽しむ傾向があるこちらとしては、いつも置いていかれる一方だ。

マイペースで遊べて、実車趣味と絶妙にリンクするエンジンRCカーのほうが気楽じゃん…というわけで、すっかり使わなくなったラジドリシャーシの解体処分を行った。もう一つの理由があって、グリップ走行用の本命としてFF03シャーシが長らくスタンバイしており、保管場所がなくて組み立てられない状態を解決したかったため。

タミヤ TB-03 シャーシ
↑SuperGTのボディでドリフトも変な話だが、FD3Sは好きな車だし、たまたま見つけたFD3Sの完成ボディがコレだったので…。

走行速度の遅いラジドリなので、ボディは割れがなくて再利用可能。メカ、足回りやモーターもまだまだ使える。解体中、次々に出てくるチタンパーツは、思わぬ収穫だ。新規に買い直すと地味に高いので、使えるものはFF03シャーシに流用することになりそう。

このテのものを処分するときは、気が向いた時点で一気にやらないと、あれこれ理由をつけて絶対に手をつけない。時間の経過と共に、また別の常識が生まれているだろうし、それに併せたシャーシを新規で買うことになるのだから、休止モードに切り替わった時点で処分しても、困ることはない。この先、補修パーツの手配で苦労することは目に見えている。パーツ一つに苦労するのは、実車だけで十分だ。

後始末

エンジンRCカーは、走行よりメンテナンスのほうが、時間を要する。それもまた楽しみの一つ。

2サイクルエンジンなので、燃料に含まれるオイルがあちこちに飛び散り、しかも強い悪臭を放つ。掛川サーキットで大雑把に清浄したのだが、漏らしたオイルがどうしても残ってしまい、部屋に持ち込むことはできず玄関先に放置していた。今日からオーバーホールを開始し、まずは分解と部品チェック、洗浄まで終わらせておく。

エンジンRCカーのパーツ

1.ドライブシャフトブーツはヒビだらけ。ブーツ内にはグリスを充填していたため、著しい摩耗は見当たらなかった。

2.使い切ったプラグ。キャブセッティングの追い込み不足で燃焼状態が悪化し、カーボンで真っ黒になっていた。

3.ブレーキパッド。パッドは金属、ローターはレジンモールド材で、実車とは関係が逆。ローターは実車と同じ素材で成形されており、対金属攻撃性がかなり強く、写真内向かって左側のパッドに、深い摩耗傷が出来ていた。

その他、チャンバーの加工に失敗、燃料タンクが割れ、あちこちの部品が経年により使えそうになかった。復旧するまでは、かなりの時間がかかりそうだ。

ひさしぶりのひましあぶら

3年ぶりにエンジンRCカーを走らせることになった。静岡県のタミヤの総本山、掛川サーキットに出向き、排気音を楽しむ。

エンジンRCカー

使い古したタイヤはパックリ裂けて使い切り、プラグは寿命を迎えて断芯。燃料系統を含め、消耗パーツは全滅。シャーシ本体は全く壊すことなく、最初から最後まで気持ちよく走ることができた。

私が使っているシャーシはあまりにも古いため、他の人からは「なにこれ?」と言われ、模型屋では「新しいの買ったほうがいい」と。コンマ一秒を争うような走行はしていないし、好きで使っているのだから、何を言われようとパーツがある限りは現役だ。

シビックRのドライブを兼ねていた。総走行距離481km、総合燃費は17.8km/L。

シビック買いました。

個人消費拡大の名目で、久しぶりにRCカーを買った。

タミヤ カストロールホンダ シビックVTi

モデルでもシビックをチョイス。EGシビック特有の、セクシーなリアセクションがうまくデフォルメされており、雰囲気は悪くはない。普段なら単色のボディーカラーで塗ってしまい、日本国内公道仕様を再現してしまうところだが、今回は気合いを入れてこのカストロール仕様で仕上げてみようと思う。そこでさっそく、組み立て説明書をチェックすると、なんと緑と白で塗り分けが必要と…マスキング面倒臭い!…いかん、早くも決意が鈍りそうだ。急ぎを要するモノではないし、走行に必要なRCメカ類も不足中。これらを一つ一つ買って、ディアゴスティーニの如くじっくり攻めていけば、なんとかなるかもしれない。ハッチバックスタイルの車が、サーキットを軽快に走り回る姿はどこかコミカル。この印象をRCカーでも再現できるか、意外と楽しみな部分だ。

もうひとつのオイル交換

2012年7月を最後にエンジンRCカーの走行は止まっていて、その後シャーシ本体は清掃を兼ねたオーバーホールを行っている。エンジン本体については、去年7月の走行後の簡易メンテナンスだけで、以後ノータッチとなっているらしい。そこでシャーシよりエンジンを外して、内部のチェックを行ってみることにした。

分解してみたところ、最も錆びやすいクランクシャフトに異常は見られず一安心。ベアリング、コンロッド、ピストン、シリンダーの各部品も潤滑油まみれになっており、相変わらずスムーズな動きを保っている。このことから、廃油を十分に清掃し潤滑油をたっぷり注入しておけば、一年以上放置しても大丈夫ということが分かった。錆はともかく、長期放置後の再始動に関しては、実際に試してみるまでは不明だったりするが…。未使用の予備エンジンも分解し、異常がないことを確認。二機のエンジン内の潤滑油を入れ替えて、再び眠りについてもらうことなった。

12クラス グローエンジン

久しぶりのエンジン分解組立作業となり、かなり楽しんでいた。模型用エンジンだけでなく、いつかは実車のエンジンにも手をつけてみたいところだ。

手のひらサイズエンジンのくせに、30,000rpm前後までは軽く回り、四輪のイメージで見るとけっこうな数字。2.1ccの12クラスエンジンだと、ボアxストロークは13.8mmx14mm(OS製12TGシリーズの場合)となる。そこで平均ピストンスピードを求めてみる。

[公式]
rpm(毎分回転数)÷60(1分間の秒数)xストローク(行程)x2(クランク1回転で1往復)=平均ピストンスピード(m/s)

公式に当てはめて、30,000÷60×0.014×2=14…ということで、平均ピストンスピードは14m/sとなる。ホビーユースなエンジンで、この数値だから立派りっぱ。これがレース用エンジンだと、20m/s以上と四輪の高回転型エンジン並みの数値に達する。模型と割り切らず、『内燃機関』の勉強ネタとして扱うと、多くの知識が得られる格好の材料となっていた。

予備

タミヤの通販サイトで、RCカーのパーツの検索をかけてみると、ほとんどヒットしなくなり、完全に厳しい状態に追い込まれてしまった。代用が効かないパーツだったりするので、一つでも多く確保しておきたいのに…と思ったら、別ルートにて運よく確保成功。久しぶりにエンジンRCカーのパーツを買い、手元の在庫管理表を更新しておく。ついでに、在庫管理表と実際の部品在庫が合っているかチェック。いわゆる棚卸となった。

RCカーのスペアパーツ

二つある予備パーツコンテナの一つ。主に駆動系パーツが納められている。もう一つの予備パーツコンテナには、燃料系統やエンジン系、汎用パーツを溜め込んでいる。自分でやったことながらも、よくもまぁココまで集めたなという印象を持った。

実車となるシビックRといい、エンジンRCカーといい、そして自転車。三種揃って古いものだし、部品確保に悩まされるわけにはいかず…。この三種のうち、予備パーツの保管場所やコストの問題を解決しやすいのはエンジンRCカーだった。今から5年前となる2008年当時、予備パーツは極普通に入手できたし、コツコツと収集を続ける。その集大成が現在の状況だ。万一全損しても、全く同じ仕様のシャーシを複数台作れる量を確保することに成功。現在はRCカーは休止しているし、個別に部品をオークションで流せば、一儲けできるかも?と余計な考えも浮かぶわけで。いやいや、「あと10年は 戦える 走れる」を具現化するためのステップだ。引き続き収集を続けることにしよう。

タミヤTG10-Mk.1にFS-12FXエンジンを搭載する

タミヤTG10-Mk.1にFS-12FXエンジンを搭載しようと思っても、そのままでは搭載できない。リコイルスタータが厚すぎるのと、ドライブワッシャーが存在しないためだ。

ズレたエンジン

リコイルスタータが厚いため、燃料タンクに押されるかたちでエンジンが後方にズレてしまう。エンジンマウントのネジ穴は赤い線、シャーシのネジ穴は黄色の線で示した。

テーパーコレット仕様

クランクシャフトはテーパーコレット仕様で、両面Dカットされていないため、これまでのドライブワッシャーが使えない。このままフライホイールを装着することは可能だが、フルスロットル時など大トルクがかかった場合、滑ってしまう。タミヤTG10-Mk.1にFS-12FXエンジンを装着するには、リコイルスタータを薄くし、テーパーコレットの代わりを用意する必要がある。

タミヤTG10-Mk.2SG用ウエーブワッシャー

そこで準備したものとして…。
タミヤから、
19804208-000 TG10-Mk.2SG用ウェーブワッシャー×1
(5mmと7mmがセットになって1個になっている。写真で「個数2」になっているのは、予備品としてもう1個買ったため)

写真は撮影していないが、
17684378-000 FS18SR/12SWG リヤアダプターガスケット×1
17684136-000 FS-12SW,18S リヤアダプタ取付ネジ(4)×1
17684380-000 FS-12SWG リヤアダプター×1
の合計4点を入手した。

OS製パーツ
↑これだけ揃えて、使用部品はわずか2つ…。

小川精機製MAX-12TG-Xの補修用パーツから、
21411400 スターティングシャフト×1
73008000 N1リコイルスタータ一式×1
その他、パイロットシャフト、フライホイール、クラッチ、クラッチベルについては、TG10-Mk.1用のパーツをそのまま使う。

※検証したところ、MAX-12TG-Xのリヤアダプターは、FS-12FXには大きすぎて使えなかった。このことから、リヤアダプター、ガスケット、スクリューはタミヤのFS-12SWG用を使う。

アルミストッパー内径7mm

レインボープロダクツ製アルミストッパー内径7mm×1(1パッケージ2個入り)

コンロッド大端部とクランクシャフト

FS-12FXの小改造に伴う、唯一の懸念部分がココ。コンロッド大端部と、クランクシャフトの連結部分。スターティングシャフトと接触するピンが別パーツ化されている。

スターティングシャフトのピンは別パーツ

ご覧のとおり、クランクシャフトからピンを外すことができる。最高速時(数万回)において、ピンが脱落するとクランクケースの中で大暴れし、エンジンブローの原因になってしまう。アイドリング時でもかなりの回転数なので、簡単な脱落防止策を施しておく。

簡素ながらも効果は抜群

21411400 スターティングシャフトに写真のようにアルミテープを貼って、ピンの脱落防止策とする。この状態で1.5L近くの走行をやってきて、問題は一度も発生していない。

交換したリコイルスタータ

リヤアダプターにガスケットを装着し、リコイルスタータをエンジンに組み付ける。MAX-12TG-Xの分解説明図を参照すればOK。

アルミストッパー装着

アルミストッパーは、段付き加工側をベアリングに向けて取り付ける。次にフライホイールのスリップ防止用として、TG10-Mk.2SG用ウェーブワッシャーを装着する。ウェーブワッシャーは5mmを使用し、7mmは使わない。そしてフライホイール、パイロットシャフト、クラッチ、クラッチベルはこれまでと同様に取り付ける。

FS-12FX搭載完了

シャーシに搭載すれば完成となる。切削を伴う加工は一切していないのに、ピニオンギアとスパーギアの位置はぴったり。走行後は、アルミストッパーのイモネジの緩みを必ずチェックする。イモネジへの緩み止め塗布も効果的。


たぶん何とかなるはず…という勢いだけでやってみたら、見事に完成してしまった。リコイルスターターはポン付け交換ながらも、今のところ破損等のトラブルは一切起きていない。タミヤTG10-Mk.1に搭載できるエンジンは、側方排気、遠心クラッチ、リコイルスタータ仕様に限られている。この組み合わせの12クラスエンジンは姿を消してしまい、FS-12FXが実質最後のエンジンになると思う。今回のチューンは旧型(基礎設計は1990年代)のTG10-Mk.1が、これから先も現役で走り続けられる大きなきっかけになった。

FF01、引退

今日の掛川サーキット走行をもって、FF01シャーシを引退させた。今から14年前にもなる1996年に買い、現在まで使い続けてきた。後継となるFF03シャーシの発売を控え、ここで新シャーシに乗り換えようと決意した。

タミヤFF01シャーシ

サスペンションを前後共にマルチリンク化。リアサスペンションの路面追従性を徹底的に強化することで踏ん張り感を向上させ、コーナーでの安定性を十分に高めている。社外品のピニオンギアを装着することで、イマ車(シャーシ)に引けをとらないスピードを得ることができた。

実車同様、フロントタイヤの減りは凄まじく、一回の走行毎にタイヤをローテーションしないと、トレッド面がなくなってしまう。短時間で刻々と変わる変化も、RCカーの楽しみの一つ。