そんなに飛ばしてどうするの

東名高速道路の3車線区間の左車線、メーター読み80kmhで流していたところ、突如後方からサイレンが。神奈川県警察高速道路交通警察隊のパトカーで、赤色灯が回転。ハイビームでこちらを照らしており、しかも拡声器を使って何やら大声で叫んでいる。

いやちょっと待て、こちらは最高速度80kmh区間でメーター読み80kmhで流している。トラックの隊列すらない恵まれた環境にも関わらず、いつもと同じ、渋滞の先頭を走るシビックに徹しているのに?事故多発区間なのでハンドルはしっかり握っており、スマホを片手にフラフラ運転しているわけではない。テールランプの不点灯といった整備不良系でもない。

走行区間的に、この先のパーキングエリアが停止ゾーンになる。いきなりパトカーに捕捉されるようなネタは一切思い浮かばず、いったい何事?と思っていると、パトカーがすーっとペースを上げて、左車線を走る私の真横に。

分からなければ、聞けばいい。解決策は実に単純なことで、窓を全開にしてホーンをビッビッと鳴らし、右の人差し指で自分の顔を示し「俺!?」というハンドサインをパトカーに送る。

するとパトカーもサイレンを鳴らしたタイミングが悪かったと気づいていたらしく、運転席、助手席の警官が同時に腕で大きくバツを示してくれた。その揃った動きは、まるでTV版エヴァの第9話、完璧なユニゾンそのもの。これに一安心して、大きく手を振って返答を示し、対するパトカー側も手を振り返して疑問は解決。

意図的に75kmhまで速度を落として様子を見てみると、どうやら事故多発区間の最高速度80kmh区間のスピード違反で、コンパクトカーを捕まえたところだったようだ。そのパーキングエリアの進入路をよく見ると、他にも捕まった車が何台も…。

休日に浮かれ、久しぶりのドライブかつトラックが少ない時間帯ゆえ、カーブが続く区間でスピードを出す俺と車ってかっこいい!と自分に酔っていたのだろう。ここは有名な取り締まりゾーンであり、緊張感と警戒心を解いているマヌケがよく捕まる。それだけ周囲の状況を見ることができない、危ないドライバーであることを意味する。