「時間の流れが遅いと思ったら、電池切れっすよ!」と電池交換依頼。カシオG-SHOCK GA-100L/5081で、GA-100系列はこれで3機目だったりする。
1機目…GA-100CF/5081
2機目…GA-100GB/5081
慣れた機種なのかもしれないが、絶対に油断してはならないのが時計修理ネタ。それでは作業スタート。

今回のGA-100L/5081は、ナースウォッチ風にカスタムされたもの。腕に装着すると邪魔、とはいえ時刻は常に注意したいという考えから、パンツのベルトループに引っ掛けられるナースウォッチ風に仕上がった。
時計ケースのカラーリングとカメラの相性が悪いのか、全体的に色が潰れてしまっているが、実機は非常に鮮やか。時計ケース、ナイロンバンド、カラビナの三点の色具合に違和感が無かった。おかげで最初からこのようなデザインだったの?と聞いたほどの、センスの良さ。

腕に装着されていた時間は本当に短かったようだ。大抵は、裏蓋やケースの溝に手首の垢が大量に積もっており、洗浄作業に多くの時間を要する。この時計の場合は汚れが少なく、簡易清掃で十分にキレイになった。

裏蓋と衝撃吸収用のスペーサーを取り外せば、電池を交換することができる。電池はCR1220を一つ使う。新しい電池をセットして、液晶が元通りに表示されていることを確認。AC端子とマイナス部分をショートさせ、内部コンピュータのリセットをすれば作業も折り返しだ。

防水用のOリングは、しっかりとシリコングリスを塗布する。腕時計修理用に、シリコングリス塗布器というものがある。ケースと上蓋の両方にシリコングリスが詰められたスポンジがあり、内部にOリングを収めてふたをして、くるくる回す。するとOリング全体にシリコングリスが行き渡り、防水と密封性能が維持できるようになっている。
裏蓋を閉じたら時刻設定を行って、針の0点調整。続いて、文字板を照らすライトやアラーム機能の点検を行い、一晩掛けて運針状況をチェックする。ご依頼ありがとうございました。