職場においては「なんか動かなくなったっす」「だったらまずはノンヒューズを見てこい!話はそれからだ」なんて指導は当たり前のようにあって、ここで言うノンヒューズとは、ノンヒューズブレーカーの略称。一般家庭での『ブレーカー』のこと。鉄道車両には大量のブレーカーが装着されていて、トラブルが起きたらまずはノンヒューズをチェックすることから始まる。ノンヒューズブレーカー…No Fuse Breaker(NFB)は三菱電機の商品名とのことだが、ウチの業界では機器用遮断器は全般的にノンヒューズと呼んでおり、他の会社でも当てはまるのだろうか。
帰宅すると廊下に延長ケーブルが這っていて、何事かと聞いてみると「電子レンジ用のコンセントがダメになった」。燃えたとか異臭といった明らかな異常は確認できず、これはアレだな…と冒頭の流れになる。

画像は東京電力パワーグリッド、漏電ブレーカーは落ちる?知っておくと安心な5つの知識より引用。
他の部屋では機器が使えている点で、アンペアブレーカーや漏電ブレーカーは動作していない。と、なれば配線用遮断器(画像右側の小さなブレーカー群)が動作したと考えられ、一つひとつチェックしていくと『電子レンジコンセント』と表記された配線用遮断器が落ちていた。
ここでいきなりノンヒューズを復帰させてはならず、接続先機器が確実にOFFになっていることを確認。状況が許せば、コンセントからプラグを抜いておくことが望ましい。
再投入する前に事情を聞いてみると「電子レンジとトースターを同時に使った」。配線用遮断器は20Aで、電子レンジ単体で15A以上の電流が流れる。そこにトースターをさらに繋げれば、合計30Aを突破するのではないか。加熱系機器は大電力を消費するので、同時に動作させてはならないことを教えて、納得してもらってからノンヒューズを再投入する。
無事に電子レンジが使えることを確認し、復帰完了。トラブルを聞いてから解決まで3分も掛かっていない。職場でやっている普段の出来事なのでいつものことと感じていたが、停電や各遮断器が動作したときの解説を行っているWebページはいくらでも見つかる点から、何も知らないと復旧までかなりの時間を要してしまうトラブルなのかもしれない。