街中の信号機はLED化が進んでいる。朝っぱらは旧来の電球式だったのに、帰りのころにはLED式に変わっていて、日中のうちに一気に更新工事を行っていた…なんてことは一度や二度ではない。
それでも残っている電球式の信号機。電球を使っている以上、突然切れてしまうことはあるようで、過去にはタマ切れ現場に遭遇し(信号が突然消えると本当に焦る)、110番通報したこともある。本来であれば、予防保全として切れる前に定期的に交換していると思われ、いったいどういう具合に電球交換をしているのか。
ある日交差点で信号待ちをしていると、路駐している軽バンから脚立を持って出てきた電気工事系な二人組が視界に入った。どこかで工事でもやるのかーと思っていたら、歩行者用信号機がぶら下がっている電柱に沿って脚立をセットし、信号機をガバッと開けた…。開けた!?よく見ると、タキゲンあたりのパッチン錠で止められている構造で、別途鍵があるわけではない。パッチン錠を外せば、スーツケースのようにヒンジを介してアジの開き状態になる。信号機の中から電球を外し、腰に下げているツールバッグ内の新しい電球と交換して信号機を閉じ、パッチン錠を元に戻せば終わり。作業にして僅か3分ほど。その交差点にある歩行者用信号機全ての電球交換をしていったようで、時間にして30分も掛かってはいないのではないか。
道路工事のように具体的な予告や作業期間を告げる看板はなく、信号機の電球交換の現場を目撃するのは運みたいなものか。しかも冒頭に書いた信号機一式の更新工事より見ることが難しい(?)。作業担当者からすれば日々の出来事なので珍しくもないだろうが、部外者からすればレアだろう。電球式信号機の謎が突然解決した瞬間だった。
歩行者用信号機の高さからして、墜落防止用の安全帯を使わなければならない気がするが、見ていたところでは特に対策することなく脚立の天板に乗って作業しており、他の業界ではそうなのかーと変に納得。