時計修理は一旦休止。
先日、シビックRの予備部品倉庫と化しているクローゼットの整理整頓を行った際、金属ゴミの一つとしてコンデンサーファンモーターが出てきた。いつ入手したかは覚えていないが、持っていても仕方ないので処分することにした。

車両に装着されている状態のコンデンサファンモーター。クーラーのコンデンサ(凝縮器)の裏面にあり、家庭用エアコンでいうところの室外機に相当する。車内でクーラーをONにすると、この電動ファンが動作し、猛烈な熱風が吹き出てくる。
アイドリング状態でのクーラーの効きが悪くなる理由の一つとして、走行風に比べて電動ファンによる放熱能力は低く、高温高圧の冷媒をうまく冷やすことができないため。

カシメを起こしてやり、バカッと開く。先日交換した、ラジエターファンモーターと基本的な構造は全く同じ、直流のブラシ式モーター。
サプライヤーはミツバで、ラジエターファンモーターも製造している。この関係があるためか、内部デザインは似たような部分が多かった。

気になるコミュテーターの摩耗は、僅かばかり減った状態だった。年間を通してみれば、使用時間よりも風車状態で空回ししている時間のほうが長く、経過年数による劣化はあまり考えなくていいのかもしれない。

ブラシのチェック。計4個のブラシは均等に削れていた。寿命ラインをブラシ上の窪みとすれば、まだまだ使うことができる。写真の奥にボヤけて見えるのは、ノイズキラーコンデンサーか。
分解したファンモーターに比べ、現車のファンモーターのほうが経年ストレスを抱えていると考えるのが自然。とはいえ、先に分解したラジエターファンモーター、そして今回のコンデンサファンモーターの内部状況から、コミュテーターやブラシを使い切っての寿命については、あまり深くは考えなくてよさそう。ベアリングの損傷がなければ、長い期間に渡って使うことができるようだ。