毎年、この時期は遠出ドライブを行うことになっている。が、昨今の新型コロナウイルス感染症で外出自粛要請が出ており、昨日には全国に緊急事態宣言が発令されるという、最悪の条件となっている。
ただ、基本的には車で移動し続けることが目的で、観光や現地での買い物を楽しむ趣味はない。よって感染拡大防止の3密(密集、密室、密接)を回避していることになり、あとは自分自身が感染しない、感染させないことを守ればいい。普段は必要最低限のものしか持っていかないが、今回はマスクをはじめとする感染防止用品を持参して、いろいろな縛りをルールとして設定した。
・極力SAPAに寄る回数を減らす。なるべくならPA、それも小規模なPAを選ぶ。基本的には店舗内には入らない。
・人と接する可能性のある場所では、マスクを着用。
・トイレでの入念な手洗いは当たり前。ハンドタオルの代わりに紙タオルを使い、手を拭いたらその場で捨てる。
・車内に戻ったら、携行用のアルコールで指先を殺菌。
このような休憩パターンを決めて、さっそく出発。目的地は青森ではなく、山口県下松市。日立や東洋鋼鈑の工場がある、工業地帯の街だ。

見慣れていると何も思わないが、県外の人間からすると衝撃的に見えるらしい「70代を高齢者と言わない街 大和市」の横断幕。それはともかく、早くも交通量の少なさに違和感を覚える。

事故から負傷して、病院に担ぎ込まれる事態となれば、病床の余裕の無さから確実に詰む。リスクをできる限り減らすため、とにかく安全最優先。大井松田ICからの右ルートと左ルートでは、線形が良い左ルートを選ぶ。
右ルートは上り線として使われていた歴史があり、実は線形があまり良くなく、カーブがキツい。走りが楽しい区間で、おのずとペースが上がりやすくなるが、事情とリスクを考えれば、今日は左ルートを使ったほうが無難だろう。

新東名内になるとより交通量が減っていく。3車線区間に入ると、広々とした道路に一台だけ…という普段なら絶対見れない光景が広がる。

名古屋。いつもなら物流のトラック集団が並び、時間調整なのか最低速度ギリギリまでスピードを落として走り続ける光景が見られるが、今日はこのような交通量。トヨタの工場では生産が休止しており、その影響もあるだろう。軽快に走れたことは良かったが、その一方で経済が死にかけている様子を目の当たりにすることになり、強烈な恐怖感を抱いたもの。

少し交通量が増えているような気がするが、総じてハイペースで走り抜けており、実際は激減。

去年、新名神の三重県区間が新規開通して、関西圏へのアクセスが非常にスムーズになった。交通量の減少もあって、あっという間に兵庫県へ突入。

中国道へ入る。普段から交通量が少ないようだ。山間路線だけに、勾配やカーブが続き、漫然とした運転になりにくい。適度な緊張感を保って走るなら、山陽道よりも中国道だ。

山陽道に戻って広島付近。交通量が増えるかな?と思ったが、少ないまま。山口県下松市には、明るいうちに到着することができた。
東京青森を一日で往復すれば、1500kmにギリギリ届かない距離になる。この実体験が身についているので、山口県下松市までの900km弱の距離は大したことがない。そこに交通量の少なさから精神的な消耗は殆どなく、疲れもそこまで溜まっていなかった。