相変わらず日中は暑いものの、朝晩は涼しくなって、ついでに日の出が遅くなって日没が早くなり、ずいぶんと過ごしやすい日になってきた。こうなってくると、遠出や車いじりがしやすくなって一日たりとも無駄にできなくなる。
会社帰りの時間帯がちょうど日没時間帯と被るため、日が暮れても空には明るさが残る。そんな空において、フヨフヨと飛び回る鳥のような物体を目にすることが多い。その正体は鳥ではなく、アブラコウモリというコウモリの一種。都心に住まう、我々と同じ哺乳類だったりする。
超音波を発してその反響音で周囲を察知しており、また超音波によって餌となる虫を探し回っている。よって飛んでいるアブラコウモリに向けて小石を投げたり、マンションなどの高層建築物なら葉を落としてみると、虫と勘違いして寄ってくる習性がある。決してアホではないので、飛ばしたものへ近寄るうちに虫ではないと気づけば、すぐにターンして空に戻っていくが。
不思議な点は、アブラコウモリたちが昼間のねぐらをどこに構えているのか。2cmの幅があれば通ってしまうらしく、換気扇の通気ダクトや外壁の隙間、屋根裏、軒下あたりの小さな空間で寝ているそうだ。人間の視点では考えられないような、ちょっとしたスペースがあれば、アブラコウモリの巣になってしまうらしい。
よって、観察者として巣を探すことは非常に難しく、アブラコウモリが住み着いてからそこに巣があることに気づく。巣にされてしまうと、糞尿を撒き散らして臭気にまみれ、その糞尿を餌にする害虫がやってきて、さらには巣の中で動き回ったりすることによる音、これらの問題から害獣としての駆除対象にもなっている。直接的な被害を食らっていないこともあって、なにも駆除までしなくても…と思うところがエゴイストなところか。
どこにでもいる野生動物のために、何らかのショックを受けたりして落ちてくることがあり、先述したように人間の生活圏内に巣を作ることもあって、ネズミ並みに関わる可能性がある哺乳類だ。しかし病原菌を持っている可能性があり、なるべくなら触らないようにするのが吉。触ったら入念に手を洗う、手や指に傷があるなら触らないというのは、全ての野生動物に言えること。