15年モノ

すっかり忘れていたが、hinata.jpというドメインを運用して、15年が経過していた。ドメイン名は世界で絶対に重複しないようになっており、先願主義(=早い者勝ち)。従って、取得できなかった場合は文字列の前後に数字を入れたり、ハイフンや追加の文字列を入れることを考えなければならない。

「ひなた」という単語と、.JPを組み合わせたドメインが取れたのは、本当にたまたまだった。学生時代、鉄道、パソコン、過去の犯罪史から人体組織までの広範囲な研究それぞれにおいて、共通の識別ラベルとして「日向(ひなた)」を使っていた。これがけっこう気に入っていて、将来に渡って使い続けることはできないか?と漠然と思いつつ、時間だけが過ぎていく。

学生時代からWebサイトを公開しており、このときに使っていたドメインは、ダイナミックDNSを利用したいわば借り物。サービス終了が告知され、同時にWebサイトの維持が困難になった。代替としていくつかのドメイン名を取得したものの、長ったらしい単語で使えたものではなく、なぜかメールサーバがブラックリスト入りする等、面倒が続く。やはり、信用問題や維持の簡易さから.JPのドメインが欲しくなり、短くて簡単な単語にしたい。そこで思い立った単語が、学生時代に使っていた「ひなた」だった。

まぁ無理だろうと、軽い気持ちで検索を掛けたところ、取得判定可能と出て、驚きと同時に早い者勝ちとなるため、すぐさま取得。続いて各種設定を処理していく。新ドメイン名…hinata.jpにDNSサーバを登録して、Webサーバへアクセスできるようにする。旧ドメインからはあらゆる設定を消去し、使えなくして放棄に備える。そしてメールサーバを再設定し、メールの送受信が維持できるようにスタンバイ。

確か深夜での出来事なので、設定作業は日付が変わってからも続き、ようやく寝れたのは夜明けに向かう時間帯だったことを今も覚えている。IPアドレスが登録され、全世界に情報が広がるまでは、現在と違って数日を要するから、本当に使えるのかけっこうドキドキだった。思い立ったら即行動という性格は、普段ならロクでもない結果を残すことが多いが、この一件については、ネガティブなコトは一切起きていない。

サーバとドメインそれぞれに年間維持費がかかるが、実態はシビックRのオイル交換代一回よりも安い。世界でたった一つしかないモノに、オイル代以下の経費で済む。取得した満足感は大きいままだ。