横浜市西区を起終点とする国道16号は、首都圏を環状に結んでいる。環状ながらも東京湾は結ばれておらず、代替手段及び海上国道として、東京湾フェリーによって金谷港と久里浜港で結ばれている。家から近くにある航路ながら乗ったことがなかったため、さっそく乗船してみることになった。

金谷港側から乗船するため、東京湾を時計回りにぐるりと回るコースをチョイス。館山道を南下し、木更津JCT。普段なら東京湾アクアライン方面に入るので、富津館山方面へ進路を取るのは今回が初めて。

スムーズに金谷港に到着。特に予約せず、ダイヤも調べずに飛び込み乗船となった。一時間に一便のペースなので、最悪一時間の待機を覚悟していたが、タイミングよく到着して待ち時間は15分ほど。乗船手続きを終えたら、すぐに乗船開始となった。

車両甲板に載せたシビックR、そして毎度お馴染みの構図。このシビックRで、国内あちこちのフェリーに乗ってきた。やたらとフェリーに載せられるEK9も、そうそういないのではないか。

では金谷港を出港する。久里浜港までは約40分。

世界有数の海上交通路、難所の一つに数えられる浦賀水道を横断するようにして航行している。他の船とのすれ違い、直前直後を横切るシーンに出くわす。小型の漁船、ラニーミード級汎用揚陸艇と思われる船艇、かなや丸とすれ違う。

こちらでは、パイロットボートの先導によって、大型船舶がやってきた。

川崎汽船のケープサイズバルカー、CAPE ROSA。バラ積み船で、主な積荷は石炭。先ほど川崎港を出て、次は岡山県の水島港へ向かっているところ。

内航の輸送船と思われる、大黒丸。ファンネルマークが写っておらず、所属会社を特定することができなかった。

金谷港を出るときには多数の乗船客がいたデッキも、海ばかりで変わらぬ景色に飽きたのか、みんな船内へ移動していた。というわけで、今回乗船したしらはま丸のデッキ。

あっという間に久里浜港に到着。下船すれば、走り慣れた横須賀の街だ。4月特有の、運転に不慣れなドライバーと横須賀名物Yナンバーの車に注意しながら、再び東京湾をぐるりと回るコースに入る。東京湾を中心に、千葉県側の田舎な雰囲気と、神奈川県側の都会的な雰囲気のギャップを楽しむことになった。国道16号の海上国道区間、制覇。
乗船だけでなく、一時間も待てば船の入港と出港の様子が見れる。近所という好条件から、暇つぶしと船撮影にはちょうどいいかもしれない。総走行距離は290km。