引き続き、27万キロの定例メンテナンスの日。今回はオイル交換だけでなく、エアコンガスのクリーニングも依頼。もちろん、部品発注とゴソウダンパーツの調査も行った。
2007年12月に納車されて以来、エアコンガスのメンテナンスは僅か二回。一回目は2008年の夏あたりに、ガソリンスタンドでのガスクリーニングと、2015年8月30日にショップでWAKO’Sパワーエアコンプラスを注入しただけ。現在まで、特に効きが悪いというような問題点は無かったが、6月11日の夏本番前の入念点検の際にレシーバタンクのサイトグラスを見たところ、どうも冷媒量が少ないように感じ、それならばとオイル交換時に同時施工となった。

エアコンガスのクリーニングマシンと接続されたシビックR。冷媒の配管に赤いホースと青いホースが繋がれている。一旦、全ての冷媒を回収し、不純物を取り除いた上で、不足している分を含めて再チャージされる。作業を見ながら、浮かんだ疑問点をいくつか聞いてみた。
Q:冷媒を抜いたときに、同時にコンプレッサーオイルも抜けるのでは?
A:確かに抜けるので、補充を行う。
Q:真空引きは?今のところ配管のダメージはありそうか?
A:当然、真空引きは行う。配管にダメージがあれば、冷媒を抜いている時点でエラーが出るので、現状では問題ないと判断できる。年式的に現在までクーラーが効いていたならば、大丈夫と言える。
Q:ガス漏れ検知用の蛍光剤の扱いについて。
A:今回は注入しない。今日、冷媒を充填した後、突然効きが悪くなったとして、改めて冷媒を再チャージした際に注入し、そこからのトラブルシューティングとなる。
といった具合。
1990年代末の車は、クーラーがけっこう頑丈で、車体規模の割りに冷媒の量が多く、多少ガスが抜けていようと冷風が作れるそうだ。環境対策の都合から、2000年代に入ってくると冷媒の量は減らされる傾向にあり、少ない量で余裕がないから、抜けてしまうとすぐに冷えなくなる…という話を聞くことができた。
さて、気になるのは冷媒の回収量だ。EK系シビックの場合、グレードに関わらず標準量は600~650gとなっているが、回収できた量は300g強と半分程度。こんな状態でも寒気を感じるほどクーラーは効いており、頑丈ということも納得できる。10年前の一回目のガスクリーニングを行って規定量を充填し、10年で半分程度に減ったということは、だいたい年間30g程度の抜けがある計算。ただし、クリーニングマシンの冷媒回収の重量精度がいまいち良くないそうで、新車でも規定充填量に達しなかった点から、現実的には300g以上の冷媒が残っている可能性があった。
作業終了後の効きチェック。冷媒が規定量に戻ったため、車内環境は涼しいを通り越して、明らかに寒いと感じるレベルになった。これで向こう数年間は、快適な車内環境を維持できるはず。出庫時は大雨が降っていたので、レシーバタンクのサイトグラスチェックとオイル量のチェックは後日行うことにする。