2017年11月1日から、新東名新静岡IC~森掛川IC間での最高速度が、試験的に100km/hから110km/hに引き上げられた。一ヶ月程度経過すれば、浮き足立った雰囲気も落ち着くはずで、ちょうどいい頃合か。速度向上区間の一部を通過して、様子をみることになった。
往路は東名高速を使って静岡空港へ向かい、往路に新東名を使う。島田金谷ICから新静岡ICにかけての30km程度の区間が、制限110km/hとなっている。雰囲気を見るにはちょうどいい距離だ。
東名に入ってすぐ『秦野中井~大井松田間火災渋滞1km』という不吉な案内表示に出くわす。沿線火災なのか、車両火災なのかはこの表示からは分からず。現場に近づくにつれて、次第にペースダウン。3車線のうち2車線が規制され、どうやら車両火災の類らしい。

トレーラーの荷台部分が燃えたようだ。火は収まっているようだが、まだ煙がくすぶっていた。積荷は木材のように見え、ある意味では本当の燃料だけに、シャシーが殆ど残っていなかったことも納得しやすい。帰り際、上り線で通過するときに横目で見た感じでは、引き続き車線規制と事故車両の撤去活動が行われており、かなりの渋滞になっていた。


夜明け前からの渋滞に巻き込まれたことで、ちょうど静岡空港発福岡空港行きのFDA141便を見届けることができた。静岡空港の展望デッキは滑走路までかなりの距離があり、さらにガラス張りともあってコンデジでの撮影は全くできず。この便が出てしまえば、次の出発は9時まで無く、到着も11時近くまで無いことから、休憩と補給が済めば往路…今回の最大の目的がスタートする。

新東名島田金谷ICから上り線に入って、すぐに最高速度110km/hの標識を見ることができた。3車線区間なので、まずは第一通行帯にて周囲の状況を眺めてみる。走っていると、なんだか懐かしい雰囲気を薄々と感じていることに気づく。その正体をすぐに思い出すことができて、昔の首都高湾岸線だ。第一走行車線が80km/h程度の低速域、第二走行車線が90km/h程度の中速域、追い越し車線が100km/h以上の検挙領域(※)…とハッキリと分かれていた。今ではどの車線もダラダラした速度で走っている光景になってしまったが、かつては追い越し車線がしっかり機能して、流れのいい状態が保たれていた。

あっという間に110km/hの試行区間が終わった。最高速度が110km/hになったところで、運転の仕方が特段変わるようなことはなく、90~97km/hを保つような走り方が続いていた。
80km/hで走る大型トラックとの速度差がよく取り上げられるが、前方の流れを早めに把握し、同時に後方から追い上げてくる車にも気を配り、積極的なシフトチェンジとアクセルワーク、速やかな車線変更という、教習所で習うようなメリハリのある運転を心がけていれば、特に問題になるようなことは無いはず。なんとなく速度をアップさせながら遅い車を追い抜こうとすれば、自ら危険な状況を作り出していることになってしまう。ある程度の速度が出ている状況下において、『ゆったりペースで安全運転』や『ふんわりアクセルでエコドライブ』とは、むしろ危険度をアップさせてしまう可能性を孕んでいる。
午前中には帰宅し、昼過ぎからは大掃除を行う年末らしい過ごし方になった。総走行距離430km、総合燃費は16km/L。
※首都高湾岸線の最高速度は80km/h。100km/hと勘違いして捕まる人が稀にだがよくあるらしい。