日帰りドライブの日。今日は後輩の車一台で、甲信越方面へ。

一日の殆どを後部席に座って移動。3ナンバーのセダンは後部席がやたら広いのがウリで、大衆車レベルでも実感することができる。なかなか快適な移動空間になるはずが、ハンドルを握るドライバーの運転スキルにより…(思考停止)。
さて、関越道と上信越道を経由して、降り立ったのは旧熊ノ平駅。廃止された信越本線の碓氷峠区間はあちこち訪れているが、熊ノ平駅本体は訪れていなかったために、過去の宿題を片付けることになった。

近くの駐車場から、熊ノ平駅へ向かう。

その熊ノ平駅構内は、アプトの道の遊歩道となっており、散策中の人が多数訪れる場所になっている。架線が張られたままで、過去には盗難事件も発生している。撤去費用等余計な金を掛けたくないのか、放置して風雨に晒し続け、朽ち落ちるのを待っているのかもしれない。

熊ノ平駅構内にある変電所。給電用のケーブルは切り離され、ついでに架線断路器の構成部品も外されており、もはや機能しそうにない。建物本体も廃墟と化しており、内部は僅かばかりの機械や保守用クレーンが残されているだけのようだ。

レールを見ると、1988年4月のモールドがあり、29年前のもの。頭部は現役当時の砂撒きによる激しい摩耗痕があり、廃止されてからも時間が経過しており、素人目にしても劣化が進んでいることがよく分かる。
忘れたころに、横軽区間を観光鉄道として復活させる案が何度も出てきて、過去には安中市の公式発表なんてのもあった。ところが、実際はどうか。線路設備の更換、同区間の付帯全設備のリニューアル、66.7‰という急勾配用に対応するため、特殊で高コストな鉄道車両をどうするか、平行して走るバス路線の本数の少なさ=普段から低需要。それらに関わる人件費等、大金掛けて祝!復活!したところで、その後に運行し続けるには、相応の費用が必ずついて回る。金がいくらあっても足りないのは目に見えていて、現状では非現実的な夢物語、鉄道好きの妄想レベルでしかない。
訪れるたびに、状態が悪くなっていることは間違いない。ただ、廃止されたものが、長い年月を掛けてどういう変化を見せてくれるかという点では貴重な材料で、この区間は後々何度も訪れることになるだろう。宿題が片付いたことで、一旦北上してR292の渋峠を経由する。

R292の渋峠は何度も訪れているが、日本国道最高地点の碑を目にしたのは初めてのこと。今日は雲が広がっており、下界の景色は全く見れなかった。信州中野ICから上信越道に入り、帰宅開始。想定どおり渋滞に巻き込まれ、運転しない身なのでこの点は気楽だが、揺られ続けて車酔いを起こしており、夕食どころではなかった。総員の無事帰宅を確認、お疲れ様でした。