今週に入って、品川駅の自由通路では興味深い広告の映像が流されている。サターンVロケットが飛び、月面に降り立った宇宙飛行士の写真、月に着陸しようとする月着陸船の映像が流され、そして「歴史が変わる瞬間がある」と、一言。人類が月に降り立ったことはともかく、これで何を訴えたいのか、いまいち理解できない。カタカナが並んだ会社名が記述されているが、こちらも出社と帰宅を急いでいる身ゆえ、詳細は不明。そこで検索してみると、ようやくヒットした。

これだ。月面上のバズ・オルドリン月着陸船操縦士を撮影した、とても有名な写真。本来の所有者であるNASAは、この写真をパブリックドメイン化しているので、こんな使い方ができるらしい。本来は黒い背景で、足元は明るい灰色の月面写真だが、紫を入れてヘルメットに逆光効果を与え、背景に星空を加えているので、ずいぶんと変わった印象になっている。会社名も記述されており、ギリアド・サイエンシズ株式会社。アメリカ拠点の、世界第二位の製薬会社の日本法人だった。新薬がデビューすれば、確かに歴史が変わる瞬間だろうし、それを月面着陸にイメージさせたということで、ようやく理解できた。