下手なアニメでは、キャラクターが電撃を食らうとレントゲン写真の如く、体内の骨格描写になってしまうという、どこかコミカルに描かれることが多い。
実際の感電となれば、電気抵抗がある人体に電気が流れてしまうことでジュール熱が発生し、火傷に至ってしまう。通電した部分は細胞組織が破壊されることがあり、体内側から壊死が進行する原因にもなる。他に思いつくものでは、筋肉の急激な収縮による骨折や脱臼。体に対して、電気がどう流れるかで、損傷具合は大きく変わってくる。
感電に注意と言っても、なぜ避けなければならないのかが分からないと、防ぎようがない部分はあるのではないか。実体験として感電するとしてもなかなか難しく、それなら感電による負傷例を見せるのもありか。公開されている医療系の論文、医学書を参照すれば、イヤというほど見つけることができる。
それらを引用しつつ、感電の負傷一つで、生涯に渡って後遺症に苦しむ可能性はゼロではないため、感電に注意せぇよ…とは、大げさすぎるか。いや、症例を知っておくだけでも、気をつけるきっかけにはなるだろう。血管や神経が集中するちんちんは、電気抵抗値が低いため感電によるダメージを受けやすいことも知っておけば、より注意することが可能。
商用電源たる交流100Vでは、本当にビリビリとする感覚。カメラのフラッシュ部(電解コンデンサ)に触れると、一瞬でバチンッという強い衝撃が手先から肩に掛けて広がり、一日は痺れが残る。車のバッテリーは表皮がゾワゾワすることで感電していることが分かり、鉄道模型のレールに触るとピリッとした鋭い痛みが走る。
なんでもそうだが、対象を知っているからこそ、真の対応策を実践することができるもの。知識だけでなく経験がものを言うが、今の時代はこの「経験」が鬱陶しいと感じる場面が多いそうで。