軽自動車に軽油を入れてしまう誤給油は都市伝説だと思っていたが、初めてその瞬間を見ることになった。
いつものようにセルフスタンドの横を自転車で走り抜けていたら、軽自動車が給油中だった。特に珍しい車種ではなく、毎度お馴染みの光景なので気にしていなかったが、車体から抜かれた給油ノズルは緑色。ちょうど直射日光が当たる店舗構造なので、その色合いはより強調される。眠たい朝だったが、一瞬で目が覚めた。
誤給油を防ぐために、給油ノズルはレギュラーガソリンなら赤、ハイオクガソリンは黄、軽油は緑で統一されている。あまりにも誤給油が相次ぐために、軽油とは表記せずにディーゼルに変更して、さらには「軽自動車には給油しないこと」といった注意書きまで見ることができる。
それでもなお、軽自動車に軽油を入れてしまうドライバーを目撃することができた。掲げられた注意書きや注釈文の類は、基本的に読まれないものということが実感できる。
ガソリンスタンド側も、必要最小限の人員で経営しているために、声掛けする余裕はない。セルフスタンドなので事務所側から給油のコントロールをしているが、事細かなチェックもしていないようだ。給油ノズルをセットしてブザーが鳴ったら、事務所の窓から手を突っ込んで制御盤のボタンを押すことが平然と行われ、その店員といえばトラックコーナーで対応することが優先されている。
さて、誤給油をしてしまったその軽自動車は、ガソリンスタンドを出た時点では普通に走っていた。配管にはガソリンが残っており、誤給油直後ならまだ動く。白煙を出して止まってくれないかな?と期待したが、次の交差点で曲がってしまい、その後は行方知れず。
給油キャップを忘れるまでは見てきたが、遂に誤給油まで見ることができた。軽自動車だから軽油という間違った知識が正しいと思っている、完全なる無知ドライバーだったのだろうか。そういえば今月の連休中、誤給油でJAFに救援されたという報道特集が放映されていた気がする。