求めていた低リム攻撃性

ようやくドライな路面環境での自転車通勤だ。

今も昔も自転車の情報は数少なく、あってもロードバイクかつ競技スタイル(※1)が主体。街乗りやレジャー用途、ホビーユースとなれば、より情報は減ってしまう。

限られた情報から、雨の日にも汚れが少なく、リムを削らない(※2)ブレーキシューが、BBB トライストップ BBS-16Tというモデル。まず折り畳み自転車に装着し、実際に雨の中を使ってみたところでは、確かに悪くなさそう。続いて、修理から復帰したクロスバイクにもBBS-16Tを装着し、今週前半の雨続きライドで否応なしに実走調査となった。

雨の中を走って3日間、距離にして30km。通勤経路には橋が多く、ブレーキを掛けるシチュエーションは増える。シマノ純正ブレーキなら、一発目の橋の下り坂でブレーキシューから「スー…」と鳴り、二つ目の橋に差し掛かるころには「ザー…」と音が変わる。職場に着くころには「ガー…」と金属音に変わっていた。万人向けのブレーキ特性となっているため、仕方ないといえば仕方がない。

ではBBB トライストップ BBS-16Tはどうか。「スー…」と鳴る場面は増えるが、そこから悪化する様子はない。3日間に渡って、ブレーキシューにアルミ片や粉塵が巻き込まれたような音は鳴らなかった。ホイールを外して、ブレーキシューの目視チェックを行う。

摺動面に荒れがない

お見事。全く荒れのない摺動面が保たれている。これがシマノ純正のブレーキシューなら、アルミ粉が付着して銀色になっており、またアルミ片が突き刺さっていたりする。応じてリム側にも荒れは無し。

ホイールの回転方向は写真左側から右側に向かって時計回り。V型に刻まれた溝が、リム表面の汚れや異物を外側に排出していたのだろうか。

リム攻撃性が低いということは、ブレーキシュー本体は柔らかめの設計。雨の日には摩耗しやすいことにも繋がるが、安価な部品なので消耗品として完全に割り切ることができる。長年に渡って散々悩まされてきたリムの摩耗について、一定の解決を得ることができた。

※1競技スタイル
国内における自転車業界(含、コンポ)の宣伝や情報は、ロードバイクを使った競技系ばかり。では競技が行われているのかと思えば、自ら調べないと分からないレベルで知れ渡っているとは言い難い。情報提供のやる気のなさ筆頭が、実はシマノだったりする。

※2リムを削らない
アルミリムは削れてしまうものだが、リム単体の交換に応じてくれるショップが少ないため、どうしてもリム保護が最優先になる。