クマ

朝っぱらから「シャシャシャ…」と大きく鳴くのがクマゼミ。本来は南方系のセミで生息地域は西日本に多いとされ、こちら関東ではあまり見かけず、私なんかはレアなセミに分類していたが。

毎年の夏は必ず鳴き声が聞こえるようになり、すっかりレアな印象は無くなった。かつては採取に行ってその大きさを目の当たりにしたり、ついでに羽化寸前の幼虫もゲットして、部屋の中で成虫にさせたこともある。

毎年出没するようになると、感動は失われていく。今では毎朝の大きな鳴き声で余計に暑さを感じ、早々に疲れさせられるほどの存在になった。世代交代を繰り返すうちに、人間に対する警戒心が薄れていくのか、ついに出窓部分で鳴きやがる個体まで出てきた。こればかりは騒音レベルで、さすがに追い払う。

関東では増加の兆しがあるようで、確かに間違いないと思う。クマゼミの鳴き声は、年々確実に増えているのを実感している。こうなると、すぐに地球温暖化が叫ばれそうだが。樹木の移植の際に幼虫が混入していたとか、飛行能力に優れているのでただ単に飛んできて住み着いているだけとか、そんな説のほうが納得しやすい。