2月の中旬、化学熱傷と指の肉を削り落とすケガを負う。
まず腕の化学熱傷について。治癒過程に伴う変色、新鮮な表皮が再生したとき特有のスベスベ感は残っているが、一応は周囲の皮膚と一体化。
ちょうど手首の裏にある太い筋…長掌筋の真上で化学熱傷をやってしまった。異変に気付いてすぐ洗浄したから小さな損傷で済んだが、作業中の傷なんて「傷よか目の前の作業の方が重要じゃい!」と放置する傾向がある。そんな具合に、長時間に渡って希硫酸が付着していたままになれば、どんどん皮膚の深いところまで損傷してしまい、最悪筋まで傷めていたかもしれない。
肉の削り落としはどうなったか。面積そのものは収縮し、またクレーター状の窪みは盛り上がるようにして回復していった。表皮が分厚くなって足りない肉本体を代用しているらしく、少々硬くなっている。しばらくすれば、皮膚内で再生が進み、元の柔らかい状態に戻るだろう。
経過観察から、10日程度は要することが分かった。過去の負傷と回復のサイクルを振り返っても、だいたい似たような日数は掛かっており、加齢に伴う著しい回復力の遅さはまだ感じられない。回復を促すために、栄養バランス重視の食事、体を休めるために早く寝る、患部を清潔にするといった工夫は当然のように行っていた。
もう少し損傷範囲が広ければ、典型的観察日記ネタになっていた。マクロ機能をフルに使い、損傷した組織内に見える微細な血管、再生したばかりの半透明な皮膚といった写真ばかりが続くことになる。