先日記事にした、RP3ステップワゴン乗りのM先輩と作業準備中のこと。荷役作業中のフォークリフトを見て
「そういや、フォークリフトをジャッキアップしてたら落ちて死んだ事故あったな」
「あー、見たですよそのニュース。その場で死亡確認って、頭が潰れて破裂したっすね」
「ウマ掛けなかったのかな?フォークってくそ重たいし」
「数トンレベルの車体をウマなしって、ヤバすぎですわ」
「フォークのオイル交換ってジャッキせんとダメか?」
「上からできませんでしたっけ」
という会話があった。
フォークリフトのオイル交換は、職場に訪れるトヨタL&Fのメカニック氏の作業を眺めることがある。ジャッキアップすればウマ(リジットラック)を確実に掛け、フォーク(つめ)を上昇させて点検する際は、フォークが目立つように、かつ人が下に入らないよう、赤い旗を掲出して危険があることを示している。
重量物を持ち上げる必要性から、見た目の割に極めて重いことが殆ど。

画像は有限会社村上パーツより引用。
ハリアーを持ち上げる、このフォークリフト。車体重量は4tを超える。見た目以上に重量のある車両をジャッキアップして頭に落ちてくれば、次の瞬間はどうなるか。その場で死亡が確認されたという一文が、全てを物語っている。
転じて、プライベートでも車をジャッキアップして、下回りの作業をすることは珍しいことではない。過去に一度だけ、ジャッキアップ中に車体を落としたことがあり、何事もなく収まったが、あれは本当に運が良かった。二度目の幸運は無いので、ジャッキで車体を持ち上げてウマに車体重量を掛け、安定状態を調べるために打検ハンマーで叩いて確認、安全が確保できたと判断できるまでは下回りには絶対に潜らない。さらに、下回りの作業をするときは、絶対に一人では作業しないというバディシステムを徹底。
ジャッキアップ中の車体が落下して死亡というニュースは、繰り返し報道されるのに、決してゼロにならない。結局は他人事、ちょっとした作業なら大丈夫、普段の作業だから大丈夫という謎の自信が原因だろうか。実態としては死と隣り合わせの作業で、整備に関わる以上は、横着したときに最悪の結末に至ることを再認識しておかなければならない。

車載のパンタジャッキでマフラー交換中。固着したマフラーのボルトを緩めるためか、小さなパンタジャッキだけで支えている車体はグラグラと揺れていた。まさに現場猫案件で、どのような危険性が考えられるか。