要返却と書いてあるが

物流会社での荷役作業は、パレットが大活躍。

三甲製プラパレ

このような1m四方のプラスチックの板。画像は三甲株式会社の製品情報、パレット(プラパレ)より引用。

板とはいっても、約1m四方のプラスチックのスノコ状で、これだけでも結構な重量がある。この板の上に、納入する(される)部品や各種貨物をたくさん載せて輸送する。側面からフォークリフトのつめを突っ込んで持ち上げられるようになっていて、いざ荷役作業が始まるとあっという間にトラックから降ろされ、そして別の荷物を満載したパレットを荷台に載せていく。

プラスチック製だけでなく木製もあり、特に後者。用途を終えた木製パレットは解体、木片にしてから棚や土台、木工ネタに再利用することもある。

毎日大量に見かけるパレットをよく見ると、側面全てに「要返却」「●●株式会社所有物」「ご返却願います」と書いてあったりする。ところが、運ばれてきた荷物のパレットは全くの別業界かつ別会社だったりして、例えば機械製品なのにパレットは化粧会社なんてことはザラ。金とパレットは天下の回りものなのだろうか。

こうして、パレットが返却されることなくあちこちの業種に関わって、全く分野が異なるところで物流を支えていることになる。が、返却されないで使い回されるこれらパレットは物流業界の謎、いや闇だろうか。企業で使っている以上は資産になり、応じて枚数もチェックしなければならないと思うが、ナゾは多い。

物流の担当主任のその疑問を聞いたところでは、連絡すれば回収しに来るそうだ。ただ、パレットの為だけに回収しに来るとなれば、そのコストも意外とバカにならず、パレットのみの輸送は利益が出ないよなぁ…と。流通に関わる各企業同士、あまり深入りせずになぁなぁで済ませている部分が多いのかもしれない。外の人間が、内情を知ろうとしてはいけないと感じた一瞬だった。