修繕依頼

本日のグリーン車の状況。

修繕依頼中

客室に入った瞬間、いつもより暗いな?と感じて、天井を見ると照明が一ヶ所切れていた。これが普通車の場合、照明が消えていたらそのままになっていることが多いが、グリーン車だとそうもいかないのだろうか。『修繕依頼中』というステッカーは初めて見た。

日付をよく見ると、添付日は4月1日となっている。灯具類の滅灯事象が発生すると、すぐに指令に状況を報告して、折り返しの駅や車両基地での交換や修繕を依頼…という普段の流れが瞬時に弾き出されるあたり、職業病を実感することになる。灯具カバーを開けて状態をチェックすれば修復完了までの予想時間も出せるが、今は乗客の立場。ここは我慢。

電車に乗っていると不具合がないかどうか、動作状況は完璧か気になってしまうことが多々あり、なかなか落ち着かない空間だったりする。今回のように、修繕依頼中のステッカーを見つけてしまうと、もう手を付けたくなる。とある形式の開発責任者も同じらしく、第一線を退きながら、気になってしまう傾向は変わらないそうだ。

しかし、一晩明けても滅灯したまま運用に入れるとは、何かあったのだろうか。交換用の照明本体が出先の基地には置いておらず、所属の基地に戻らないと対処できないなんてオチか。なるほど、ちょっとした不具合こそ乗客は気にするから注意しろとは訓示されたが、このことらしい。

今は昔、運用中に発生する不具合を緊急対処するグループに所属していた時代。「出庫を30分…いや、20分遅らせてくれれば、ばっちり直します!少しだけダイヤ変更できるっすかね!?」なんて口にしながら、指令側と熱くやり取りしていたことを思い出す。最終的には顔パスで縦横無尽に動き回ることも許されていた。

滅灯一つで、交換までのプロセスが思い浮かび、過去の仕事状況を振り返り、訓示を思い出すことになった。車内の照明は、蛍光灯からLEDへ急速に変化している。近い将来は滅灯していることが珍しくなるのかもしれない。