アポロと車趣味の原点

朝4時半過ぎの起床で、深夜から早朝に掛けてのニュースを流し読みしていると『立花隆』という見覚えのある名前が出てきて、一体何事?とリンクをクリックしてみると、4月に亡くなったというニュースだった。一気に目が覚めた。

現在も続く、アポロ計画への関心と興味。そのきっかけになったのが、子どもの頃に見たアポロ13号のドキュメンタリー番組で、そこに出ていたのが立花隆氏、そして小宮悦子氏の二人だった。

アポロ11号で月面着陸に成功していることは子ども用図鑑の記載で既に知っていたが、それ以上のことは全く知らず。そしてこのドキュメンタリー番組で、初めてアポロ13号の出来事を知った。番組中では宇宙船のメカや全力でサポートする地上のスタッフも取り上げ、立花氏も熱く語るシーンが印象的。その後、図書館へ行った際に立花氏の訳著『アポロ13号 奇跡の生還』を見つけ、これが番組のベースか!と気づき、何度も借りて読み続けた記憶がある。

ドキュメンタリー番組は映画『アポロ13』の公開前に併せた流れもあったようで、ドキュメンタリーとしての『アポロ13号奇跡の生還』、映画『アポロ13』と続けざまに見ることになり、前者のほうに強い関心があった。いや、後者も捨てがたく、甲乙つけ難い面はあるが。

その後、訳著『アポロ13号 奇跡の生還』は文庫版で発見して入手しており、さらに立花氏の宇宙本ならコレも必須と紹介されたのが『宇宙からの帰還』。アポロ計画の宇宙飛行士に取材を重ね、宇宙に出て精神的変化を手に入れた人間の取材した、立花氏に言わせれば「世界で初めての本」とのことだ。1985年初版とかなり古い本ながら、2017年現在で39刷に達するロングセラーだ。手元にある立花氏の本はこの二冊だが、繰り返し読み直すことで、行間に埋め込まれた本当のメッセージが見えてくるようになっている点が共通しており、氏特有の書き方だったのだろうか。

立花隆『アポロ13号奇跡の生還』『宇宙からの帰還』

アポロ13号の訳著とドキュメンタリー番組がなければ、今の車趣味は全く成り立っていないし、氏の「調べて書く」という大原則は、当Webサイトのレポートにも大きく役立っている。ありがとうございました。ご冥福をお祈りします。