指を挟んでしまい、肉片が脱落してしまうようなケガは一度や二度ではない。しばらくは負傷部分が凹んだままになるが、DNAに記録された人体の設計図に沿うように、次第に再生して周囲の皮膚と完全に同化する。
指が元のように動かすことができるようになったので、さっそくブレーキブースターの解体を行って内部調査。『法定12ヶ月点検/ブレーキブースターの交換』レポートも追記した。
ダイヤフラム(ゴムの膜)に傷があれば、シール不良の原因とすぐに理解できるが、目立つような損傷は全く見つからず。変と感じたのは、ダイヤフラムの固定リングがスポンッと抜けてしまい、ダイヤフラムがスライドバルブから剥がれるようにして外れてしまったことだけ。完全なトラブル原因の特定に至らず、若干の不完全燃焼気味。非分解構造の部品をバラしてしまった以上は再テストも無理だが、気密テストを行えるだけの設備や道具があればとことん追求していただろう。
地味に厄介なのが、エンジンを止めてしばらくすると、ブレーキペダルは硬く、高い位置にある状態が解消されていないこと。今の冷えた時期は、半日も駐車しておくとエンジンは完全に冷える。その冷たい状態で始動すれば一気に2,000rpmまで立ち上がり、それからすぐにファーストアイドル規定の1,600~1,700rpmに戻る。まるでブレーキブースターがエアタンクのような役割になり、大量の空気が一気に吸われることによる急激な回転上昇が起きているような感じ。
モノがモノだけに、自前でのトラブルシューティングは行うより、現状を維持しておいて整備したディーラーに引き継ぐ。ひとまず新年早々に店舗へ行く予約があるので、そこで次の対応を協議することになりそう。

こういうコトが起こる可能性を考えて、46402-S03-J21 チューブASSY.,マスターパワーは昔からストック済み。他車種のパーツ流用によるバックアップも万全にしてある。ホンダは部品が出ないらしいが、出てくる部品で対処を考える根競べと捉えれば、逆に面白く感じるもの。