年中睡眠不足の皆様、普段以上に気分が乗らない月曜日だ。いかがお過ごしだろうか。恐らく、誰の耳元にも悪魔は潜んでいて「あと10分くらいは寝れる…」「朝の身支度を素早くすれば、5分は寝れる…」と、いろいろな囁きで誘惑する。このサッキュバスめ。誘惑に負けて、寝坊で遅刻なんて社会人としての資格はない。そもそも、あと10分寝ると言い訳して、本当に10分で起きれる意志があれば、そう苦労はしない。
そんな眠りに誘う悪魔を追い払うためには、聖なる道具ではなく、目覚まし時計を使う。生半可な目覚まし時計の場合、音を止めようとして吹っ飛ばしてしまい、電池が外れて機能停止。これでは悪魔の勝利になってしまう。
朝っぱらから強烈な一撃を求めているならば、セイコーの目覚まし時計がある。「ライデン」と名づけられたそれは、大音量な目覚まし時計として有名で、しかも誕生は1988年と極めて長寿なシリーズ。Gigazineでは実機レビューが行われており、『この世の終わりかと思ったら超大音量の目覚まし時計「スーパーライデン」だった』とインパクトのある表題がつけられている。
定価が5,000円を上回り、これだけでも只者ではないことを感じさせる。ずっしりとしてやたら重く、どれも500gオーバー。寝ぼけたときの吹き飛ばし攻撃は難しい。説明書には「近所迷惑注意」「耳の近くで使うな」という旨の注意書きが溢れている。先のGigazineでも掲載されているが、最大音量での騒音レベルは110デシベルに達する。車のホーン、またはマフラーを直管にして、レブに当てたときの音に近いレベル。
Youtubeを通じた印象は大したことが無いように感じるが、自分の耳で聞いてみると、もはや目覚まし時計ではなく、警報ベル。遅刻への警報そのもの。耳障りな警報ベルの代表例として、火災報知機の非常ベルがあるが、あれに近いレベル。本当にうるさい。本体の重さは、ベルを強力に打つために、大型のモーターを搭載していることを意味する。ちなみに電池の消耗も激しく、最大音量を使っていると半年程度しか使えない。
過去、スーパーライデンは実際に使っていたことがある。設定時刻になった途端、いきなり耳を破壊せんとする大音響が部屋全体に響き、思わず飛び起きる。子供の手よりも大きなベルによって、部屋の中の空気が振動しているのがはっきりと体感できるほど。音と振動にやられて、寝続けることは無理。
長年の使用においては落としたり、毎日動作し続けた内部モーター摩耗もあり、最終的には半壊して引退となった。その後いろいろなチョイスを経て、現在はシチズン製のデジタル目覚まし時計に落ち着いている。会社の仮眠室でもシチズン製を使っており、全く同じ電子音が響き渡ることになる。会社の不快な仮眠室と同じ音が神経に障り、これはこれで不快で寝ていられない。
すっきりとした目覚めが得られていない気がするのは、どうもこのシチズン製目覚まし時計にある気がする。精神的に追い込まれた状態で起こされるのだから、眠気を引きずるのは当たり前かもしれない。