共通部品とか

前にも書いたが、ヤフオクを眺めることは暇つぶしにちょうどいい。

出品されているEK9シビックRの純正部品は、どれも安くはない。解体やリフレッシュで取り外された傷んだ中古品でさえ、数千円の価格からとなっていることをしばし目にする。90年代スポーツ車の中古価格高騰に沿っているのか、それともEK9用という一種のプレミア感か、高価格落札のチャンスがあるのだろう。

多数出品されているEK9向け純正パーツ類は、ぱっと見た印象ではEK9専用の純正部品に思えるが、ちょっとした調査の手間と知識があれば変な価格で掴まずに済むかもしれない。

ホンダの部品設計の方向性として、『その車種専用に、部品を個別に設計する』のではなく、『汎用的に使えそうな部品を設計し、その部品を活かす方法を考える』というものがある。このため、パーツ単体レベルで見れば姉妹車、同一プラットフォーム車で使われていることが多々あり、あえて他の車種で探してみると安価に入手できる可能性が出てくる。

90年代のEK系シビックであれば、ロゴ、ドマーニ、パートナーあたりが該当してくる。ちょうどエアコン(コンデンサーファンモーター)が壊れているので、この部品を例題とする。

現在の状況では、EK9用コンデンサーファンモーター(コンデンサー付き)に比べて、ロゴ用やパートナー用コンデンサーファンモーターであれば、大幅に安価な設定価格で出品されている。車種は違えど、モーターそのものは一緒だ。

EKシビック用コンデンサー

まずはEKシビック用コンデンサーから。図中6番がコンデンサーファンモーターで、部品番号は80151-SR3-013となる。

EYパートナー用コンデンサー

次にEYパートナー。EKシビックの図面と殆ど一緒だが、コンデンサーファンモーターに割り振られた番号は変わって7番となる。こちらも部品番号は80151-SR3-013となっている。

GAロゴ用コンデンサー

最後にGAロゴ。コンデンサー周辺に使われている部品が大幅に増えて、ついでにファンも含めたASSY化されているが、ファンモーター単体でも3番に設定されている。部品番号はやはり80151-SR3-013だ。

このようにモーターそのものは共通品となっている。他にも数多くの部品が共通して使われている部分があるので、EK9に限定することなく幅広く見渡せば、安価に入手できるチャンスはいくらでもある。逆に考えれば、他車種をEK9用と偽って高額設定にすることも可能で、安価に入手、高価に出品という転売も変な例えではなくなってくる。

ただ、モーターだけでなく電装品は一種のナマモノなので、中古品は賭けみたいなもの。安価に入手したはいいが、使い物にならなかったというのはよくあるオチ。取り外されるまではどう使われたかは不明なので、コンディションや残り寿命を全く見通せないのがデメリット。よって中古電装品の使用はギリギリまで避けており、使っている部分は一ヶ所、2DIN化で使用したモードモーターのみだ。

なお、80151-SR3-013は現在のところゴソウダンパーツ扱い。EKシビックに限らず、先に示した車種は揃ってコンデンサーファンモーターが壊れるとエアコンが効かなくなる。