カム切り替え回転数

B型エンジンのECUは、サーキットなどの高負荷条件走行が続くと、自動的にカム切り替え回転数を変化させる…なんて特徴をどこかで読んだ気がする。手元にあるSPOONの古いカタログにも、そんな趣旨の一文がある。水温や車速といった条件もVTECの制御に関わっていて、例えば水温が低い状態では、6000rpmを越えてもハイカムに切り替わらない。また、停止状態でエンジンを吹かしてカムは切り替わらず、ローカムのままとなる。

負圧計として使っているA’PEXi V-AFCIIにおいても、カムの切り替え回転数を表示する機能がある。…といっても、ECU内のデータをリアルタイムに表示するものではなく、V-AFCIIが検知した切り替え状況と回転数をピークホールドとして表示している。

普段のカム切り替え回転数

どうしてもECUの後追いとなるためか、このような数値となる。一旦ハイカムに切り替わってしまえば、6000rpmを切ってもローカムに戻らないことは確認できることから、一種のヒステリシスなカム制御を行っている様子を掴むことができる。

ここでV-AFCIIに記録されている数値を消去し、今度は1速のままじわりじわりとゆっくり加速していき、アクセルを一定に保ったまま8400rpmまで引っ張ると、どのような数値が記録されるか。

リセット後のカム切り替え回転数

今度は6150rpmと低い数値が記録される。ローカムへの切り替えは、先ほどよりも100rpm早い5700rpmとなっている。ハイカムとローカムの切り替え回転数の範囲が、ずいぶんと狭くなっている。

現在はサーキットのライセンスを切ったため、ハイカムを多用する高負荷走行のチャンスは殆どない。唯一調べるチャンスといえば、高速道路での合流や料金所でのフル加速くらいだが、2速で法定最高速度に達してしまう。

ハイカムの走行を続けているうちに、いつの間にか6850rpmの表示になっていたりする。6850rpmを越えることが多くなれば、ECUはこれをトリガーとして高負荷モードに入り、5600rpmまではハイカムのままを保つような制御をしているとか?VTECのカム切り替え制御についてのナゾ。