新飛行経路とか

長らく羽田空港近くに住んでいた関係から、離陸や着陸の航空機による騒音は、ある意味では日常的なものだ。雨を降らすような厚い雲が広がっている日は、ジェットエンジンのアイドリング音が聞こえることが多々あり、珍しい飛行機が飛んでくれば、そのエンジン音から気づく。変なタイミングで、エンジンを吹かすような音が鳴り響けば、あーゴーアラウンドだな?と察して、Flightradar24.comで確認することもしばしば。

いつものように大きなエンジン音が聞こえてきて、Flightradar24.comで確認してみると、B滑走路のRW22から離陸している。はて?まるでフライトシミュレーターの好き勝手な離陸のようなパターン…、そういえば、2月2日から新飛行経路の実機確認がスタートするとは聞いていたが、どうやらコレのことらしい。

着陸は、都心を縦断するような経路だ。職場と羽田空港は、京浜島を隔てたすぐ隣にあるので、着陸していく機体の腹を眺めることができる。お!B8来た!なんだよ静か過ぎて気づかねーよ!とか、今度はB7だぞーなどなど、もう仕事どころではない。

旧世代の航空機のエンジン、例えばJT8DやJT9Dのギンギンとした金属音、ボーイング747クラシックモデルに搭載されていたCF6の甲高い音の四重奏に比べれば、今時のジェットエンジンは本当に静かなもの。かつてのように燃料をじゃんじゃん焚けるわけではなく、低燃費を意識したコントロールを心掛けているそうなので、より静かになっている。むしろ沿線の湾岸線など、周辺騒音の方が目立つ。

空港近くに居住歴があり、職場も空港近くという、航空機の騒音の変化をリアルタイムで聞き続けてきた人間からすれば、新飛行経路もそこまで大騒ぎするようなレベルではないと感じた。むしろ、空港から距離があって高度も十分にある地点で、校正されていない適当な騒音計やズームレンズを使って「音が大きい〇〇dbだ、飛行機がビルに近い」なんてただの印象操作、批判したいだけだろう。

この先、上空に航空機がいることが、当たり前になるのかもしれない。今はまだ眺める段階だが、これまた日常的なものに変わっていって、気にしなくなることもありうる。