「大阪、行ってこい」と、また出張。新型コロナウイルスを用心せーとらんとき、大阪行きばせんでよかに?
幸い、総まとめ役が「もう帰りてぇ」というタイプだったので、何事もなく淡々と進み「ここに居たくねぇんだからさっさと帰るぞ」と、まさかの現地解散。指定列車の乗変を掛けて、ガラガラの臨時列車をチョイス。

東海道新幹線のダイヤは、連日異なっている。週の前半だったことや帰宅ラッシュの時間帯を避けたことで、多客に備えた臨時列車ながら、空席だらけのまま新大阪を出る。京都駅到着、乗ってきたのは数人。名古屋駅到着…だいぶ埋まるが、まだ空席が目立つ。そんな東京行きのぞみの山側(2列シート)の窓側を確保し、隣に誰かが来ることなく、広々とした空間を占有することができた。
新横浜駅に近づくにつれて、列車案内情報装置に赤い文字で、『新子安駅で人が列車に触車』『京浜東北線全線で運転見合わせ』『東海道線、横須賀線で運転見合わせ』『詳しくはJR東日本の駅係員に』といった厄介な情報が流れている。
新子安駅で発生した人身事故は、17時49分ごろ。過去、人身事故発生の瞬間に乗り合わせていた経験から、運転再開は最速でも一時間は要する。乗っていた新幹線の新横浜到着は19時過ぎなので、在来線に乗り換えるタイミングでは、少なくとも運転は再開しているだろうと予想していた。このときは。
Twitterを眺めていても『18:50 運転再開見込み』と第一報が流れていたので、だいたい想定の範囲内。明日は休みだし、多少の混雑ぐらいなら我慢できるだろうと、新幹線の中で運転再開情報を待ち続ける。
その18時50分あたりで、今度は『19:00 運転再開見込み』と変わり、まだ運転再開はできていないようだ。見込みという表現であって、確定情報ではない。目安にしかならないので、気にするものではない。
ここからどんどん運転再開見込み時刻は遅くなっていく。『19:10 運転再開見込み』になる。現場検証に時間が掛かっているのだろう。例えば、電車の足回りに巻き込まれて、パーツが引っかかっているとか揃わないといった、大変なことになっているのかもしれない。
『19:20 運転再開見込み』に変わる。実際は、折り返し可能な駅で区切り、限られた区間で運転を少しずつ再開しているようだが、駅員も正確な情報はキャッチできていないらしく、京浜東北線がまだ動いていないことを繰り返し告げている。
『19:40 運転再開見込み』で、さすがにアホかと思った。JR東日本も正常な運転ができない被害者的立場ながらも、10分毎の焦らしプレイ状態をせずに、最初から『現場検証にまだ時間を要し、運転再開見込みが立たない』と素直に言えないのか。
結局、19:41に運転を再開したようだが、遅延と大混雑に巻き込まれて風邪をもらってくるわけにはいかず、安全牌の意味を込めてJR線は使わずにタクシーで帰宅していた。
一旦、京浜東北線で事故が起きれば、東海道線、横須賀線、直通している宇都宮線や高崎線、総武快速線と影響が広がり、さらに振り替え輸送によって今度は私鉄線が大きく乱れてしまう。ここ最近、京浜東北線での人身事故が多いと感じているのは、私だけではないと思う。