38クォーツの電池交換

セイコーの38クォーツといえば、当ブログの時計カテゴリーにおける、最初のオーバーホール事例となった時計だ。オーバーホールして精度を追い詰めて、ようやく所有者へ返却したのが2017年5月下旬のこと。

今年に入ってから「遅れ気味になってきた」ということで、電池切れの症状だろうか。電池の公称寿命は僅か一年なので、二年近くに達しようという成績は地味に驚異的。電池交換のために預かってきたが、持ち運び中のちょっとした衝撃で、秒躍制レバーの噛み込み症状が再び発生していたことも気になる。ひとまず電池を交換して、様子を見る。

Cal.3862とSR44SW

使用電池はSR44SWで、再びmaxell製をチョイス。電池を交換したところ、秒躍制レバーの石を弾く音が「チッ…チッ…チッ…」という小さな音から「ピンッ…ピンッ…ピンッ…」という大きな音に変化したことに気づいた。電池電圧の低下で、モーターのトルクが低下してしまい、歯車の石を弾き飛ばすことができなくなった?そんなことがあるのか。

電池を交換してから24時間が経過し、今のところ秒躍制レバーの噛み込み症状は出ていない。年差クォーツと電波時計の比較では、一日一秒以下の進み具合となっており、月±20秒の規格範囲内と思われる。このまま週末まで診察モードとなる。しばらくお待ちを。