NOZOMI

新幹線にただ乗っているのも面白くなく、それならばとGPSロガーを窓際に置いてみた。帰宅後、取得したログを解析すると、当然ながら東海道新幹線の線路をぴったりトレースするように記録されていた。

270km/hの最高速度で走るシーンは思ったり少なく、殆どが速度の微調整を繰り返しとなっていた。270km/hに届くかなと思ったら、すぐに減速して250km/h前後で走り、また270km/hに向けて再加速していく。速度が安定しない原因は、先行列車の存在だ。こだまやひかりの場合、駅に進入するために減速し、後方列車となるこちら側との列車間隔がどんどん詰まる。駅に近づくと減速していることがしっかり記録されていて、先行列車が退避完了と同時に再加速していく。

東海道新幹線のぞみ号のGPSログ

グラフの始点は品川駅、終点は名古屋駅。頻繁に速度を上げ下げしていることが分かる。品川駅発車時点でGPS衛星をキャッチできていなかったため、走行距離に若干のズレが生じている。

品川駅を出て新横浜駅に到着するまでの市街地走行においても、200km/hに届く速度で走っているのは意外だった。乗っている感じではゆっくり走っている感覚なのだが、結構飛ばしている。高速走行ながらも揺れが少ないため、体感速度が分かりにくくなっている。

N700系は強力な加速力が自慢の一つ。シートに身体が押し付けられるほどの加速力を持っており、200km/hを超える速度域でも高加速力を発揮している。そのことが、速度グラフの山が細かく鋭くなって記録されている。これが700系だと、山はもう少しなだらかになっているのかもしれない。