38万キロを目指して走っているが、30万キロで節目かもしれない。

と、ライトノベルを思わせる表題にしてみたが、月飛行中のEK9シビックRは実際にそういう感じがあったりする。月飛行用のエンジンといえばSPS(Service Propulsion Subsystem)…アポロ支援船に搭載されていたロケットエンジンだが、ここでは当然ながらB16Bエンジンだ。

シビックの取扱説明書に従い、シビアコンディションに該当するので5,000kmでのオイル交換を忠実に守っている。それだけでなく、交換まで残り400kmを切ったタイミングで、ワコーズのFUEL1を添加するようにしている。

ワコーズ F-ZERO

購入のタイミングによっては、PITWORKブランドのF-ZEROになることもある。中身はFUEL1と同じらしく、要はワコーズのOEM製品とのことだ。この添加剤によって、燃料系統の洗浄を行い、エンジン本来の性能が維持されることを期待している。とはいえ、B16Bエンジンはハイオクガソリン仕様であり、市販のハイオクガソリンには清浄剤が添加されているため、汚れにくい環境が保たれているはずだ。

燃料添加剤を使うとオイルが変質しやすくなり、早めのオイル交換を心掛けなければならない。オイルエレメントも同時交換して、より多くのオイルを交換することに繋がり、変質したオイルをエンジン内に残すリスクを下げる。

ホンダ純正オイルエレメント

オイルエレメントは高いものではないことから、同時に交換したほうが、気分的にもいい。使用しているオイルは、一時期RESPOのV TYPE 5W-40を使っていたが、現在はMobil1 5W-40を継続使用中。理由は簡単、製品データシートと製品安全性データシートの両方が公開されており、モノの性状がハッキリしているため。

ホンダ純正エアクリーナーエレメント

良い燃焼のスタート地点となるエアクリーナーのエレメントも、純正品を使用。メンテナンスノート上では50,000km毎の交換、25,000km毎の清掃となっているが、ホンダHAMPなら1,500円以下で購入できるので、一年に一回の交換としている。

他にも、季節に関係なくその日最初のエンジン始動時は、最低3分間の暖機運転を行い、急のつく運転は避ける、その一方でときどき8,400rpmまで回してやるというような、なるべくエンジンの状態が保たれるような配慮を続けてきた。ただ、それでも圧縮圧力の低下は避けられず、エンジンオイルは5W-30が使えなくなり、あちこちにある冷却水の小さなホースや各オイルシールも未交換だ。

300,000kmで節目といっても、乗り換える、廃車にするといったようなものではない。経過年数を考慮すると、この先はエンジンの状態が悪くなって、ギリギリで月の到着になる可能性があり、既に不調の兆候が出始めている。現在の走行ペースが保てた場合、2019年末あたりで300,000kmの目処がつくはずで、純正部品供給の問題もあり、そのタイミングまでにエンジンの処遇を考えておく必要がありそう。いい状態のエンジンで、余裕を持ったまま月へ行ったほうが気楽なはず。