大気の状態が不安定で、急な雨や落雷に注意…という天気予報は毎朝のフレーズでしかなく、どうせ今日も降らんだろうと思っていた。ところが、空は次第に灰色の低い雲に覆われて、先ほどまで蒸し暑かったのに、今は冷たく強い風に見舞われるようになった。
こうなると、大雨の条件が揃っているようなものなので、これはこれでワクワクしてくる。子供のころから、雷を伴う突然の大雨はけっこう好きで、さっそくカメラをスタンバイして今か今かと待ち構える。少し油断していたころに、窓が一瞬明るくなったような気がして、窓を開けて外を眺めてみると、雷で空が光っていた。ただ、雷が光ってから鳴るまではかなりの時間が掛かっており、ピークはまだ遠いように感じた。
1気圧、気温15℃における、空気中の音速は340m/s。例えば、雷が光ってから3秒後に鳴ったなら、自身の位置から約1kmのどこかで落雷があったという目安になる。理科のテストに出るよ!
雨雲レーダーと照らし合わせて、降ってくるまで30分程度。稲妻から雷鳴までの時間が短くなっており、まずは状況を記録しようと動画撮影を開始したところ、すぐに落雷を撮影することができた。

ライデイン!ロードオブヴァーミリオン!!と呪文が頭に浮かぶほど、なかなかの空模様。動画をコマ送りにしてチェックすると、昼間のような明るさになった瞬間が記録されていて、稲妻由来の光の凄さを知る。写真の中央に落雷した瞬間を納めるなんて、なかなか難しい。
そして強風と共に大粒の雨が降り出して、カメラを構えているどころではなくなる。家に戻った直後、近所の電力設備へ落雷があったらしく、停電まで発生。雷ショーを楽しんでいたところに、停電を受けたことで真っ青な事態に。家電や電話回線等の電気機器の総点検に追われることになった。