通勤電車の車窓から

通勤時における電車の乗車位置は、素早く改札口へ向かえるよう、上り線、下り線共に定位置を決めている。当然、その日の混雑具合や人の流れによって変わることがあり、実際のところは人の流れに身を任せることが殆ど。

今日の場合、妙に空いている部分があって、本当に空いているだけなのか、それともゲロやウンコ、その他の要因による空きが生じているかのどちらか。電車に乗った時点で、車内のニオイである程度判断できる。異物/異臭系ではないことに安堵しつつ、空いているドア付近へ移動。

電車内では流れていく景色を眺めつつ、踏切や並走道路に珍しい車がいないか見ていたり、あの青いビルはなんだろう…と記憶しておいて、後からビル所有会社を調べることや、大きな工場が解体され、跡地には再開発で大きなマンションが建っていく変化を見ながら、価格帯はどうなのかな?と気になってみたりする。

猛スピードで変わり続ける景色の中から、一瞬見えたものを覚えておき、その後に落ち着いてからやっと検索。こうして動体視力と短期記憶力のトレーニングを続けて神経に刺激を与えておかないと、アタマと目の劣化が抑えられなくなってしまう。死んだ目と緩んだ顔で、スマホを眺めている暇は一切無い。

空いている部分は、いつもと違って反対側…進行方向左側となる場所だった。そこから見える景色は、向かう方向は同じなのに、ずいぶんと違って見える。あったはずの広大な建物が撤去されて空き地になっていることに気づき、ついでにロケットの部品メーカーを見つけたりと、新しいネタを見つけることができた。

乗り慣れた路線においても、進行方向の右側に立つか左側に立つかだけで、全く違う景色が見えることがけっこう新鮮だった。となれば、普段の景色トレーニングはマンネリ化していて、あまり効果的でないのかもしれない。駅構内を長く歩く気力があれば、先頭や最後尾の車両に乗ってみると、また違った景色が楽しめるはず。