ピピピピッ…ピピピピッ…ピピピピッ…ピ

旧いホンダ車は、エンジンが停止状態で、イグニッションキーを刺したままOFFの位置にあり、ドアを開けるとキー抜き忘れ音の警告音として「ピピピピッ…ピピピピッ…」と目覚まし時計のような電子音が鳴り続ける。なかなか鬱陶しい音で、すぐさまキーを抜き取ってポケットに突っ込むことは、もはやお約束的な行為かもしれない。

その電子音はどこから鳴り続けているのか。

EK9のヒューズボックス

実はヒューズボックスの裏側から鳴っている。車載状態でのアクセスは地味に面倒だ。

EK9のヒューズボックス単体

これがヒューズボックス単体。横幅20cm程度でずっしりとした重さがあり、ヒューズだけでなくパワーウィンドウ、リアデフォッガー、ウィンカーリレーが装着されている。本体右側にある三つの黒い筒が、各種リレーとなっている。

ヒューズボックスズーム

保管していたヒューズをかき集め、EK9シビックRでは接続されていない端子部分にもセットしてある。ここから持ち出すことは基本的には無いが、いつの間にか捨ててしまうことを防ぐための処置。

ヒューズボックス裏面

ヒューズボックスの裏面に白い箱…インテグレーテッドコントロールユニット(ICU)、もしくは統合ユニットと呼ばれる装置がセットされている。ここからキーの抜き忘れ警報音が鳴り、さらにライト消し忘れの警報音も鳴る。音絡みの回路だけでなく、間欠ワイパーの動作タイミングを決定する回路も含まれている。

インテグレーテッドコントロールユニット内部

インテグレーテッドコントロールユニットを開ける。右下の円筒形の部品が電子ブザーで、ここから警報音が鳴る。基板の構成としては、第一印象がエレキットの基板のようで、部品の打ち換え作業は困難ではなさそうだ。サービスマニュアル上ではコネクタがどの装置に繋がっているか全て記載されていることから、その気になれば回路を一つひとつ追っていくこともできる。

今となっては、なぜヒューズボックス単体を入手したかは覚えていなかったりする。ヒューズボックスそのものについては壊れることは考えられず、構造調査や手元で回路の追跡を行いやすくする目的があったのかもしれない。インテグレーテッドコントロールユニットをよく見ると部品番号が記載されており、ここから調べてみるとEK系シビックなら共通部品のようで、前期後期問わずあらゆるグレードで同じ部品番号となっていた。