ABSコンピュータ

EK9シビックRのABSコンピュータは、アクセルペダル付近のカバー内部に設置されている。

EK9用ABSコンピュータ

ABSはEK9専用となっていて通常グレードとは別物となっており、ついでに前期型と後期型でも部品番号が異なる。ABSを動作させるためのアクチュエータも、前期型と後期型で違うものが使用されている。コンピュータへ入力される速度信号の解析能力や、アクチュエーターを含めた回路の動作タイミング等、絶妙な演算パターンの上で成り立っているシステムで、安全に大きく影響する部分となることから、流用は行わないほうが吉。

ABSコンピュータ内部基板

電源系回路、各車輪からの速度信号を受信し、ABSアクチュエータを動作させる制御回路などが基板にセットされている。左下にある正方形の集積回路のメーカーはなんとintelで、正真正銘intel insideだ。AN87C196JTという16bitマイクロコンピュータで、クロック周波数は16MHz、32KBのROM、RAMは二系統あって1KBと512Bとなっている。

ABSアクチュエータの内部

ABSコンピュータと対になるABSアクチュエータの内部。ソレノイドバルブが計8本あり、1タイヤ(ブレーキ)につき2本のソレノイドバルブでブレーキ油圧…スリップ率を制御している。

先日の、大嵐駅訪問からの帰り際のこと。県道1号線をダラダラ南下して右カーブに入ったところ、対向からやってきた地元住民の車が突っ込んできて、久しぶりにABSがゴロゴロ鳴るほどのハードブレーキとなった。こちら側は狭い車線内でも用心して左に寄せていたが相手は車線のど真ん中で走ってきており、「あっちから車が来るかもしれない」と「あっちから車は来ないだろう」という大きな違いそのもの。もしもABSが無ければ、ハンドル操作が効かなかった可能性があり、ABSがあって助かった…と実感することになった。