月初めは自転車通勤の日。往路は晴れて無風で、走行条件は悪くなかった。帰りは事前の予報どおり大雨と風に見舞われ、まるで洗車機の中だ。人間なら完全防水なので、濡れてしまっても然したる問題はないが、自転車はどうか。
自転車はEK9シビックRと同じ1998年製で、今年で19年目。それだけの年数に渡って乗り続けている以上は、今日のように雨に降られたことは何度もあった。その度に帰宅したらフレームを拭いて、ワイヤーへの防水を兼ねた注油を繰り返してきた。普段から室内保管で、濡れたら拭いて注油を継続しているために、サビとは無縁。
とはいえ。
玄関先で拭きながらまじまじと見直すと、タイヤとホイールを除けば、各コンポーネントは製造当時から装着されているものを使い続けていることもあり、そろそろリフレッシュしてあげてもいいころだ。ワイヤーには変な癖がつき、前後のディレーラー(変速機)操作はずいぶん重い。ブレーキレバーの固定が甘くなっており、完全分解して再固定するにはハンドルテープも巻きなおさなければならない。ここまでやるなら、ハンドルバー(ランドナーバー)も歪んでいることだし、交換も視野に入る。さて、リフレッシュの総費用はいくらになるのだろうか。
くたびれた状態のまま、19年に渡って走り続けてきたところで、現在に至るまでの累計走行距離はどれくらいになるのだろう。走った距離を数値で出してくれるサイクルコンピュータの類もあるが、装着した期間は本当に極僅かだ。有線式にすればケーブルが切断されるイタズラは当たり前のように食らうし、無線式は時々受信不能になって万全ではなく、センサーだけが盗まれることもあった。しかも操作を忘れて計測タイミングがズレたり、家から持ってくるのを忘れるとか。そして電池が切れれば、それまでの累計走行距離は消えてしまう。いつしか扱いが面倒になって、もういいや!と取っ払って以降、長らく装着していない。
この先、各コンポーネントを入れ替え、近代化改修もとい、リフレッシュしたとする。同時にサイクルコンピュータを装着すれば、リニューアル後からの再計測ができる。過去と違って、記録された数値を維持するための工夫やセッティングは惜しくないし、むしろそれらを嬉々として行う傾向がある。こうなってくると、一つ、また一つとリフレッシュ構想が沸いてくる。物事は、実行よりも計画段階が最も楽しい。まずはリフレッシュ費用をどう確保するか。