ずいぶん前のこと。通勤中に立ち寄ったコンビニでの昼食の買出しで、いつもどおりに買い物をして、いつもどおりに現金で支払い、いつもどおりにお釣りを受け取る。その時、受け取った硬貨を小銭にジャラジャラと流し込んでいたときに、いつもと違う音を立てたことから、妙な違和感を覚えた。またお釣りの間違えか?と思って、よく見てみたら。

お釣りで受け取った百円硬貨のうち一枚が旧硬貨で、まさかの銀貨。こち亀のどこかに「昔の100円玉は銀だから、落ちたときにいい音が出た」という趣旨の発言があったはずで、これが違和感の正体。確かに、現在発行中の硬貨と違った音を立てる。昭和41年、1966年製なので、東海道新幹線が開通して二年後、アポロ1号における死亡事故が発生したあたりになる。
銀貨というくらいなので、構成成分は銀60%、銅30%、亜鉛10%となる。今日の銀の相場は、買い取りでグラムあたり62.43円。この銀の品位は.600、銀貨の重量は4.8g。これらを計算すると62.43×4.8×0.6≒179.8円となり、銀の価格は額面金額を超える。こんな関係からか、百円銀貨は地金ベースとしての価値があるそう。たった一枚の銀貨でも売るつもりはないし、鋳潰すわけにはいかず、タンス貯金を構成するお金の一つとして保管し続けている。