山梨県の国道137号に接続する、蕪入沢上芦川林道。その道中の峠が日向坂峠(ひなたざかとうげ)と名付けられており、hinataという単語を使っているからには、これも縁ということで訪れることにした。下調べによれば展望が良さそうだが、事前の天気予報どおりの雨となってしまい、景色は今後の宿題に。それでも走っておけば、雰囲気くらいはつかめることから、さっそく出発となった。

当初の予定ではR137から日向坂峠を経由し、r719で河口湖に出るつもりだった。それが道を間違え、精進湖側にアクセスするという遠回りコースになった。

R20から分岐し、R137に入ってしばらく登坂。蕪入沢上芦川林道の入り口はオービスを過ぎてすぐなのだが、案内看板は昔から存在せず今に至るようだ。ぱっと見た感じでは、民家への私道そのもの。

林道とはいえ舗装状態は悪くなく、走りやすい。早朝かつ雨なので、他車はゼロだった。軽やかなエンジン音をかき消すかのように、雨粒が木々の葉を叩く音とウグイスの鳴き声が響き渡り、完全に森林浴状態。

木漏れ日がまぶしくなってきた。

落石注意の看板があり、ついでに雨なので、路面には落ちてきたばかりであろう石があちこちに転がっていた。

小石程度は当たり前、握りこぶし大の石、そして成人男性の頭部よりも大きな石が落ちていたりする。大きな石が運悪く車体にヒットしたら、最悪崖下への転落に繋がってしまう。実際、今年の4月末に、埼玉県秩父市の県道で、落石により車ごと崖下に転落、4人が死傷する事故が起きている。危ない道のりが続く。

日向坂峠に到着、まずは看板をチェック…峠の名称が三つもあり、どんべい峠、どんべえ峠、なんと括弧書き扱いで日向坂峠。どれも正解なのかもしれないが、当サイトとしては、やはり日向坂峠を推したい。標高は1,450mのようで、確かに寒い。

その日向峠全景。今は笛吹市に全て含まれているが、かつては村と町の境目だったらしく路面の舗装状態等の管理具合がまるで違う。一休みしたら再出発。

ところどころでガードレールやデリネーターがない区間があり、林道らしい光景になるが極短距離に終わる。というのも、近くにすずらんの群生地として観光スポットがあり、応じて多くの車を収容する必要があるためか、キレイな舗装区間になっている部分が目立ってくるため。

そこの丁字路を右に。左に行こうとすると、行き止まりという看板が出てくるので迷うことはない。この後、道を間違えて精進湖に出て、R138からの山中湖を経由して走り回る。

山中湖に出ても朝だったこともあって、車も少ない。そんな好環境なR413の道志みちを走りたくなり、一気に走破して道志ダムに出てみる。今日のような雨降りの日だと、洪水吐ゲートから放流を行っていることがあるのだが、これまでの降水量では道志川の水位はそれほど上がらず、いつもどおりの静かなダムだった。道志ダムのダムカードが欲しければ、ダムのところで自撮りせよという課題が非常にキツいが、一応撮影して後日回収に向かう。ここから帰路に入り、昼前には帰宅。総走行距離は322km、近距離だったことから、燃費は計測しなかった。