大破状況チェック

18日の掛川サーキット(エンジンRCカー)走行では、横転一回、オーバーステアによる壁面へのフルフラップ衝突が一回、集中力の欠如と目測距離の誤りによる側面の接触が二回ほど。この中で、フルフラップ衝突は凄まじかった。破裂音が響き渡り、同時に衝撃でチャンバーが外れてしまい、2ストの直管サウンドを鳴らしてしまうほど。その後から、直進しなくなり、2速にシフトアップしても異音が大きくなっていたことから、何かしらのダメージを負ったことは確か。あまりにもおかしいのでチェックしたところ次々に異常がみつかって、正常走行不能、大破と判断した。

帰宅後、さっそく修復作業を開始することになるが、その前に損傷状態を再チェックし、必要な部品をリストアップすることになった。まだ分解はせずに、在姿状態でのチェックとなった。

TG10Mk.1フロントセクション

シャーシは2枚の板で構成され、アッパーはカーボン製。カーボンシャーシをギアボックスに固定するねじが浮いていた。ここはプラスチックの部品とタッピングねじの組み合わせになるので、通常ならそう簡単には緩まない。どうやら衝突の衝撃でカーボンシャーシが一瞬湾曲し、ねじが抜けたらしい。カーボンだけに、元に戻ってくれたのは幸いだ。

TG10Mk.1メインシャーシ

ロアシャーシはアルミ合金…恐らくはジュラルミン製。2.5mm厚で高剛性のものだが、衝撃により撓んでいる。この歪みでアライメントが狂い、直進性が失われることになった。シャーシの上にある青い筒は燃料フィルターで、Oリングの劣化で燃料漏れが起きてしまい、シャーシ全体が燃料でベタベタに。そして強烈な悪臭を放つ。

歯が飛んだ2スピードミッションの2速ギア

ロアシャーシが歪んでエンジンの装着位置がズレたことで、ギアの噛みあわせ不良が起きた。2速ギアの歯が摩耗してしまい、背後の1速ギアと比べるとその差は歴然。TG10Mk.1はスパーギアの消耗がとにかく激しいようだが、実態は工夫次第で大きく左右される。バックラッシュの調整、簡易的なギアカバーの装着で耐久性を著しく向上させ、3年間の休止期間を含めても7年以上は使っていた。

分解前の、見た目だけのチェックでもだいぶ酷いことが分かった。次は実際に分解と洗浄を行い、個々の部品の具合を調べることになる。破壊、交換、復旧という一連の流れにおいて、物事を事細かに調べていくのは、もはや職業病かもしれない。