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今までの基板修理は、防湿コーティングが行われていないものだけだった。ところがここ数年の傾向として、耐久性向上や故障リスクの低減が狙いなのか、小さな基板でも防湿コーティングが施されているようになった。モノによっては、防湿コーティングが邪魔をしてハンダの除去ができず、基板を損傷してとどめを刺すことがあった。防湿コーティングがあると修理不可なんて、今後さらに手出しできる基板が限られてしまう。生業ではない趣味の一環だからこそ、自由に扱えるようにスタンバイしておきたい。

基板コーティング用ケミカル類

重い腰を上げ、防湿コーティングの除去と再塗布を行うケミカル類を揃えた。これで基板はなんでも扱える…わけではないのが、この世界か。壊してもOKな基板で、防湿コーティングの除去と再塗布の練習を繰り返し、感覚を掴む。全ての防湿コーティングが除去できるとは思っておらず、更なる除去剤を探すことも考えなければならない。あれこれ試しているうちに使いきってしまい、いざ本番で足りなくなるなんてことはよくあること。中身は溶剤だけに、開けてしまえば揮発するだろうし、酸素と触れて劣化していく。準備万端なときはなにもなく、中身がダメになると修理ネタが増えていくのも、よくあること。