居候先のエアコンがダメになったらしく、買い替えをご希望の様子。最大14畳近い空間の空気をコントロールするには、これまで使っていた100Vモデルでは役不足で、200Vモデルのほうが選択肢が広がる。分電盤をチェックしてみると、単相3線式で200Vはすぐそこまで来ていることから、回線切り替え工事を行って200Vに設定して、エアコンを買い替えてもらうことにした。
この手のアドバイスで、必ず聞かれるのが「200Vって100Vの倍じゃん。電気代大丈夫?」という疑問だ。電気料金に関わってくるのはワット数と電流であり、電圧は関係なし。100ccの水を持って近所を歩き回り、ヘトヘトになって帰ってくるより、200ccの水を持っていったほうが、余裕を持って歩き回れる…。こんな感じの説明をして納得してもらい、200V化とエアコンの付け替え工事が終わったのだった。
まだ不審のようだが、今月の電気料金は付け替えたエアコンを一日中使っていながら、だいたい3,000円のダウンに目を白黒させていた。高い電圧で冷房能力が大きいことから部屋を一気に冷やし、以後は小さい電流で室温を一定に保っていた結果が反映されている。これまでの100V仕様では、長時間に渡って全力運転を続けないと部屋が冷えない。これが電気代が上がってしまう原因だった。
「もっと早く相談すればよかった」なんてつぶやいていたが、親切とお節介は紙一重だ。求められてもいないのに、意見や忠告なんて与えるわけがない。これ、何事にも当てはまることだ。