YoutubeのHD動画を見ていると、すぐにパソコン本体が唸るようになった。動画データ量が多いことからCPUの発熱が増え、応じて電動ファンの回転数が上がるため。室温が高くなる夏場特有の現象だけに、空調を効かせればある程度は落ち着いてくれる。同時に、ケースの横カバーがかなり熱を持っていることに気づいた。グラフィックボードの熱で、横カバーが温まってしまったらしい。動画の再生では、グラフィックボードが大活躍しているようで、コア温度は70℃を簡単に上回る。あと少し、動作温度を下げたい。まずは半年に一度の分解清掃を行って、電動ファンやヒートシンクに絡みついたホコリを除去する。

次にケースの換気パターンの変更。今まではホコリの混入対策を兼ねて前面吸気、後方排気に徹していたが、グラフィックボードの廃熱をうまく外に逃がせず滞留させてしまい、コア温度の上昇と横カバーの過熱が発生していた。そこで拡張スロット部にメッシュ状の通気口を設置、またケース本体の後方に空気穴を開く。こうすることで、グラフィックボード付近の通気口から冷えた外気を吸い、グラフィックボードで熱せられて上昇、そして排気される流れを作り出すことができる。前面吸気、後方排気の法則は崩れてしまうものの、開口部にはフィルターと細かいメッシュを組むことで、ホコリの吸引は最小限に抑えておく。
ケース内は負圧になっているので、新たに設置した通気口から空気を吸っており、これでOK。グラフィックボードの廃熱もスムーズに行われているらしく、動画再生時のコア温度は60℃前後まで低下。動画を止めると、すぐにアイドリング温度の45℃以下まで落ちるので、冷却効果も高くなっている。ケースの横カバーが熱くなることもなくなった。
ケースは13年使っており、今時のモデルのように換気性能が抜群にいいわけではない。買い替えは簡単だが、その後に行う旧ケースの日曜大工的解体作業が面倒という理由で、だらだらと長く使い続けている。