あの赤いヤツで痛勤

今朝は会社の同僚から「ケトとトカセ、ウヤ(※1)」と送られ、さてどうしようか…と思いつつ、カフェオレを口にする。こういうときは、どうしたらいい…?と、引き続き体調不良で、頭がうまく回らず、なかなか決められない。

自転車で行くにしても、身体の具合が良くないし、疲労で悪化させる可能性があり、ヘッドライトを壊していて、帰路においては日没を迎えて無灯火になってしまう。これまでどおり、公共交通機関に頼るしかないか。ひとまず、駅に向かう。やはりJR線は止まったままで、復旧見込みは7時。目処の時間までは相当あるので、今回はハマの赤い悪魔こと、京浜急行線へ向かう。このことを同僚に報告し、会社側にもその旨が伝わるように手配。

京浜急行線内では「JR線オ振リ替エ乗車受託イヨリ、電車遅レトオリェィス」と、京急語(※2)まる出しで案内放送が掛かっていて、ホームも人で溢れかえっており、まるで正月の終夜運転を思わせる混雑ぶり。しかも正月の混雑しながらも和やかな雰囲気とはまるで違い、殺気だった人で私のすぐ横ではケンカが起きかけるほどのカオスな状態。定刻より15分の遅延で列車が到着、本来の京急利用者にJR線からの振り替え乗車客が追加されるカタチになってしまい、積み残しが必ず起きていた。

骨がミシミシ鳴るような満員列車には乗らず、あえて普通列車に乗って、ひとまず品川方面へ。定時のダイヤでは京急蒲田駅で追い越しがあったようだが、遅延を伴って京急蒲田駅に滑り込んだ結果、ドア開き、乗降の一瞬のスキでドア閉じ、あっという間に発車。停車時間は30秒程度で、あれ?追い越しは?ここでようやく逝っとけダイヤ(※3)の発動を確認。

梅屋敷駅を出た時点で、体調の悪化を感じ、我慢できずに平和島駅で下車。ここから職場までは一本道なので、タクシーを拾えれば10分程度で職場に着く。すぐにタクシーを確保できて、普段とあまり変わらない時間に職場に到着することができた。車中では、タクシー待ちの行列ができていた原因を教え、職場までのナビを担当し、平和島駅まで戻るルートまで案内。朝から激しい通勤を味わって、終日グロッキーな状態での労働となった。

このような、突発的な遅延トラブルの時、駅員にケンカ越しにあれこれ問い詰める乗客が必ずいるが、あれはいったい何を考えての行動なのか。手元に持っているスマホやガラゲーは、ゲーム機か?ブラウザを開いて検索すらできないのか?調べれば乗り換え案内はすぐに出るというのに。そもそも鉄道を利用する通勤なら、遅延トラブルに巻き込まれることは少なからずあったはずで、その経験を糧にして代替ルートを覚えておくことくらいできるはず。駅員に何を言っても解決はせず疲れるだけなのに、周囲からしてみれば、典型的な恥さらし者。しかもこういう事態に大声を出すのが、決まって中年以降の連中。駅員だって「その手元のスマホで調べろよ」と思っているぞ。冷静にスマホを使い、次なる行動を決める若い人のほうが、静かでスマート、そしてスムーズだ。若い人より長く生きているのだから、もう少し年齢相応な態度を取ってほしいもの。

※1
ケト=京浜東北線、トカセ=東海道線、ウヤ=運転休止。京浜東北線と東海道線が運休という知らせ。

※2
意識して丁寧な発音を心がけているようだが、今日のようなトラブルが起きると聞き取りにくい元の発音に戻る。

※3
ダイヤ乱れの際、とにかく列車を走らせ客を運ぶという対処法。ある意味、京急の名物。