崖に近いような急斜面にミカン畑があったりして、その中をよく見ると一本の線路が見え隠れ。収穫物輸送用のモノレールで、日テレのザ!鉄腕!DASH!!にて、使われなくなったモノレールをレストアする企画が2016年にあり、脚光を浴びることになった珍しい事例だった記憶がある。
そのモノレールレストア企画の舞台は静岡県清水区。かなり昔に、静岡のミカン畑を歩いていた際に、突然モノレールの停車ゾーンに出くわし「これミカン輸送に使うやつじゃん?」と、さっそく撮影しておく。

「あとで調べるつもりっすね」とツッコミが入ったが、まさにその通り。
荷台にはMONORACKと表記され、検索してみるとメーカーは複数存在するようだ。純粋な荷役向けかと思えば、乗車できるタイプもある。最大傾斜は45°ともあって、見慣れた鉄道の勾配換算では、1,000‰という強烈な数値が計算される。もちろんシートは水平を保つので、ジェットコースター状態で上がっていくことはないが。

諸注意が記載された看板もある。メーカーはレール・コーポレーション株式会社と表記され、2024年11月現在でも所在を確認できる。表記されている注意事項をよく読むと、項目を守らずして発生した事象は責任を取らず、さらに修理代金を請求する可能性もあるとか。つまりリースということか。
この手の設備は使われなくなり、錆でボロボロになっている印象が強い。しかし、このミカン畑のモノレールは使われている痕跡があったため、現役で使われているようだ。いつもはレール部分しか見えなかったが、こうして荷台の本体部分に偶然出会えたことに感動していたもの。そういえば、先頭の牽引部分の写真が見つからない。