1月20日、JAXAの小型月着陸実証機「SLIM」が月面に着陸。着陸ができたものとされ、テレメトリーの取得はできているが、太陽電池の発電ができていないとかで、詳細な情報は25日を目途に公表するとされていた。
そして本日。予定通りにプレスリリースが公開され、そこには撮影されていたSILMの現状写真が記載されていた。

▲画像は、JAXAのプレスリリース:変形型月面ロボットによる小型月着陸実証機(SLIM)の撮影およびデータ送信に成功より引用。
モノクロな視界が広がる月面に、金色に輝くSLIMの機体がしっかりと撮影されている。しかし、その姿勢が極めてインパクトが強い。これを見た瞬間「江頭2:50の3点倒立じゃん!」と思い浮かんだのは私だけではあるまい。写真左下で大きく撮影されている物体は、変形型月面ロボットLEV-2のホイール。
3点倒立、いや逆立ちするような姿勢になった原因は2基あるメインエンジンのうち、片方が脱落して姿勢制御が困難になった影響によるものとされる。確かに、あのライブ中継を見ていた時、エンジン出力が大きく落ち込んだ瞬間を見ており、通常のスロットル制御だと思っていたが、まさかエンジン本体が物理的に落下していたとは。ホバリングとされているのに、どんどん高度が下がっていった挙動は少々違和感を覚えたが、全ての辻褄が合った気がした。
着陸地点は目標の約55メートル以内で、ピンポイントでの着陸技術を実証し、世界初の快挙。これまでの月面探査は降りられる場所を探して着陸していたが、これからは降りたい場所に着陸することが可能になる。金がない、人員も少ない、チャンスもないという悪条件だらけの日本の宇宙開発だが、まだまだ発展できる。追い詰められてから強くなるサイヤ人気質かもしれない。
60点と評価した國中先生は「63点」にアップした。機体の太陽電池に太陽光が当たり、発電できるようになって探査可能になった場合、さらに加点されるのだろうか。