日本航空新千歳発羽田行きのJL516便(エアバスA350-900、JA13XJ)が羽田に着陸した際、海上保安庁のMA722みずなぎ1号(DHC-8-Q300、JA722A)と衝突、炎上する事故が起きた。事故の第一報から見続けることになり、昨日の地震といい今日の事故といい、2024年突入早々からネガティブな話題が続く。
衝突したエアバスA350 WXBは胴体にカーボンが多用されており、消火は極めて困難。イタリアの高級車が燃えてしまうと、短時間で原型を留めないほど崩れ落ちてしまうのと同じ。時間の経過と共に、焼けたカーボンフレームが滴となって溶け落ちていく様子が撮影されており、駆け付けた消防隊も機体の消火よりも、周辺の枯草に延焼しないようにコントロールしている様子だった。
海保のみずなき1号は、昨日の地震において救援物資を輸送する任務だったとのこと。乗員6名のうち5名は死亡が確認された。地震で一刻も早く対応しなければならなかった状況で、この痛ましい事故は本当にいたたまれない気持ちになる。
早くも評論家だとか、元機長といった人物を登場させているマスコミだが、印象操作や関係者を悪者に仕立てようとする傾向があり、管制システムに対して一切無知な報道機関も相まって全く役立たない。「それでは元機長の~~」と出たところで、一旦ページを閉じてイギリスBBCに切り替えて、中継映像だけを見続ける。少なくともヒューマンエラーの類であり、管制のミス、海保のミス、JALのミスのどれか。
事故機となったJA13XJは、レジ番からも察することができるようにJALが導入しているA350-900の13号機。2021年11月18日に運用が始まり、2024年1月2日に全損。A350 WXBにおいては世界で初めての機体全損事故となる。