教習日記其之十三 卒検

いよいよ普通自動二輪教習、卒検の日。結果から書くと『合格』で、残るは運転免許試験場に行って、卒業証明書を含めた必要書類と現在の運転免許証を提出すれば、晴れて普通自動二輪免許の取得となる。

前回の、最後の乗車となる第二段階でのみきわめ。このときは妙に緊張しており、検定なら中止となるミスばかり。一応はみきわめは合格となったが、不安は残るもの。ウジウジしていても仕方ないので、職場では検定コース図を眺めてひたすらイメトレ、走行パターンの勉強を続ける。仕事?なにそれ?

試験開始時刻の40分前、教習所に入って指導用の動画を見て最後の復習。休憩中だった指導員に声を掛けて、検定コースのポイントや最後の最後で浮かんだ疑問点を再確認させてもらう。これで不安感はかなり減る。

試験開始時刻と共に、事前説明。検定は一人ひとりの乗車となり、検定員が背後でぴったり並走。100点からスタートして減点方式でチェックされ、終了時点で70点以上あれば合格。2種類ある検定コースは馴染み深い1号コース、先ほどまで降っていた雨で路面が濡れており、急制動は14mに設定。受験者は30人近くいるようで、待機室は混雑気味。

名前を呼ばれた順に検定となる。だいたい真ん中あたりで呼ばれるだろうと勝手に予想し、それまではコース図と他の受験者の動きを見て、シミュレーションでもするべ…と思ったら、いきなり名前を呼ばれて「では今から乗車準備してください」。少しだけ予定が狂ったような?しかもこのタイミングで少々尿意が。

先に走っていた受験者から「2速が入りにくいっす」と情報を貰い、いざスタート。確かに2速へ入らず、厄介なコンディションのバイクに当たったが、なんとか乗りこなすしかない。

発進前や交差点での左右確認、車線変更での後方確認は頭を振ってはっきりと。指定速度40kmh、坂道発進、クランクは全く問題なし。苦手な一本橋も危なげなく通過、スラロームもスイスイ。急制動に至っては、路面が急激に乾いているのに14mなのでブレーキは若干緩め。最後のS字カーブも何事もなく、スタート地点に戻って検定終了。プロテクター類を返却して、トイレへ駆け込む。

試験開始から30分で検定が終わってしまい、ここから2時間以上の待機。全員の検定が終わるころには日が傾き、暗くなったあたりでようやく合否発表。先に呼ばれた人は10人以上いて、何が何だか?大型自動二輪の受験生が「あ、受かったわ」と口にしたので、なるほどと納得。先に呼ばれた人たちは不合格で、補講と再受験案内、それに伴う各料金の支払いの事前説明があったようだ。

残った面々は合格ということで、人数がかなり減っていたのが印象的。別室に案内され、ここで卒業証明書や各種書類のミスがないかチェックしながら手渡され、最後の講評を聞いて教習課程は全て終了となった。

振り返ってみれば、教習診断から第二段階の見極めまで、13日を要した。他の予定の都合から1時間しか乗らない日があり、最大3時間乗れる第二段階でも2時間しか乗らず、しかも土日祝日しか通わずこの日数だ。予定を詰めるなりして教習を最優先にすれば、実日数はより減らすことができるだろう。

結局、教習の最初から最後まで、基本は放置プレイであり、指導された場面は本当に数えるくらい(しかも一言二言レベル)。免許を取る前からモトクロスバイクで遊び、オフロード車を運転させてもらったりした経験が、長らく残っていたおかげだ。過去の経験が今に活きるとは、本当に助かった。

いや、卒検が終わったから全部OKではない。後々は公道に出ることになり、教習所とは全く違う危険な環境に身を置くことになる。如何に安全に帰宅するか。これからが本当の練習となる。

以上、13回に渡る教習日記は終了。試験場へ行くのは、ちょっとしたネタの仕込みで年末。