白浜駅から、とりあえず南紀白浜空港まで行ったはいいが、搭乗する便までは2時間弱。羽田空港のように、常に離発着が行われるわけではないので、本当にやることがなく。
南紀白浜空港のロビー内を徘徊してみると、小型電気自動車のレンタルサービスが行われていることが分かり、暇だし電気自動車でドライブすっか!と即決定。

さっそく借りた電気自動車ことコムス。近所で見かけるとすれば、セブンイレブンの配達車だ。街中に突然現れたミニカーが珍しいのか、振り返ったりする観光客が地味に多かった。最高速度は60kmhとなっており、加速と減速も全く不満無し。他の一般車に混ざって走ることができる。
自動車趣味ゆえの、メカに関する写真を撮っておくことは必須だろう。

フロントサスペンションはストラット式。最小回転半径は3.2mとなっていて、道路の真ん中でのUターンも自由自在。

リアはトーションビーム式のサスペンション。ラテラルロッドが目立つ。

リアサスペンションの左側。

車体中心に走行用モーターがあり、後輪を駆動する。走りそのものは後輪駆動車のそれで、ハンドリングは思った以上にクイック。

ドアなんてものはなく、側面のスクリーンを開けて乗り降りする。走行風を取り入れて走るのがスジで、スクリーンは常に開けっ放し。

ステアリング周り。ステアリングの形状から「これMOMOステっぽくねぇ?」と感じるデザイン。メーターはデジタル式、右側にウインカーレバー、左側に前進と後進、ニュートラルを切り替えるシフトレバーがある。クリープ現象も再現されており、前進モードに設定してブレーキペダルから足を離すと、ソロリソロリと走り出す。

タイヤはダンロップ DIGI-TYRE ECO EC201を装着、サイズは145/70R12となっていた。南紀白浜空港周辺の下り坂は路面が濡れている部分が多く、しっかりと減速してから曲がることを意識していた。

フロントブレーキをよく見ると、ドリルドローターを装着している。リアはドラムブレーキ。馴染みのある油圧式のブレーキに、回生ブレーキを併用している。ブレーキペダルで減速し始めると、後方から聞こえてくるモーターの駆動音が響く。
昼食と土産物の買い出しで白浜駅周辺まで戻り、そのまま近所にある三段壁まで走ってみる。

恋人の聖地以上に、目立っていたのが「いのちの電話」、「策を越えるな」。自殺の名所としても有名らしく、供養塔まである。

もし飛び降りても海面に衝突する前に、突き出た岩肌に叩きつけられてから海面に達するので、身はボロボロになるだろう。
突然始まった電気自動車のドライブを楽しみ、少しだけEVに対する見方が変わったところで時間切れ。南紀白浜空港に戻る。予定通りに物事が進まない今回の旅行、またもや予定が狂っていく。